ニンテンドーアカウント

ニンテンドーアカウント

ニンテンドーアカウントは、任天堂が提供する様々なプラットフォームやサービスで利用できる共通のユーザーアカウントシステムです。2016年3月に正式サービスを開始して以来、任天堂のモバイルアプリ、Nintendo Switch、マイニンテンドーなど、多岐にわたるサービスを支えています。

アカウントの作成

ニンテンドーアカウントは、メールアドレス、Googleアカウント、Apple IDなどのソーシャルログインを利用して簡単に作成できます。ただし、13歳未満のお子様の場合は、通常のニンテンドーアカウントではなく、保護者の管理下にある「子どもアカウント」を作成する必要があります。

歴史

ニンテンドーアカウントの誕生は、2015年3月の任天堂とDeNAとの提携発表に遡ります。この提携は、任天堂の知的財産を活用したスマートデバイス向けゲームの開発と、新たな会員制サービスの共同開発を目的としていました。

当時の任天堂社長であった岩田聡氏は、この提携で生まれるサービスについて、「お客様と任天堂との繋がりを、ゲーム専用機だけでなく、スマートデバイスにも広げていく」と述べています。また、サービスの目的については、「お客様一人ひとりに最適化された、より魅力的で、より快適なゲーム体験を提供する」ことを目指すと語りました。

同年12月1日には、2016年3月にサービス開始予定の任天堂初のモバイルアプリ「Miitomo」と、新会員制サービス「マイニンテンドー」のために、ニンテンドーアカウントの事前登録が開始されました。

Nintendo Switchの発売以降、ニンテンドーアカウントはさらに重要な役割を担うようになります。Switchでのオンライン対戦やニンテンドーeショップの利用には、ニンテンドーアカウントが必須となりました。Switch本体には、ローカルユーザーとニンテンドーアカウントを連携させる機能が搭載されています。ただし、Nintendo Switch Onlineのサービス開始に伴い、システムソフトウェアのバージョン6.0.0以降では、ローカルユーザーとニンテンドーアカウントの連携解除や変更ができなくなりました。

2024年3月12日までは、ニンテンドーeショップの残高をニンテンドーアカウントとニンテンドーネットワークIDの間で共有することが可能でした。

普及

ニンテンドーアカウントは、クラブニンテンドーやニンテンドーネットワークIDと同様に、IPアドレスによるアクセス制限を行っていません。そのため、サービスの提供されていない国や地域からでも利用できます。ただし、居住国と異なる国や地域を設定した場合、その選択した地域のニンテンドーeショップの永続的な制限を受けることになるため、注意が必要です。

ニンテンドーアカウントは、クラブニンテンドーよりも多くの国や地域に対応していますが、後から追加された国や地域については、モバイルアプリケーションに関するサービスのみが提供されている場合があります。

関連サービス

Nintendo Switch Online: Nintendo Switchのオンラインサービス。
ニンテンドーシステムズ: 任天堂とディー・エヌ・エーの合弁会社。

外部リンク

* ニンテンドーアカウント サポート

ニンテンドーアカウントは、任天堂のゲーム体験をより豊かにするための重要な要素です。アカウントを有効に活用し、様々なサービスをお楽しみください。

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