ネこグリ。〜ネクラと恋のグリモワァル〜

『ネこグリ。〜ネクラと恋のグリモワァル〜』は、2011年10月21日にFrantic LABO.から発売されたアダルトゲームです。この作品は、CIRCUS作品に携わってきたジャッキー天野氏が設立したブランド、Frantic LABO.のデビュー作として注目されました。

作品概要

本作の舞台は、魔法がかけられた夜の学園です。主人公たちは、魔術師の書物のページを探し出すというミッションに挑みます。しかし、ただページを探すだけでなく、学園自体が異質な存在へと変貌していくという、奇妙な状況に巻き込まれていきます。

ジャッキー天野氏はこのゲームについて、「泣きゲーやアクション要素など、いろいろな要素を入れたいという思いで企画会議をした結果、バカゲーになってしまった」と述べています。しかし、そのバカゲーとしての方向性を徹底的に追求し、独自の魅力を持つ作品に仕上がっています。

あらすじ

物語は、主人公である男子生徒・十和田鏡介が、転校生の黒瓜ミサに恥をかかされたことから始まります。ミサは報復として鏡介を学園に閉じ込めますが、彼女自身もまた学園に閉じ込められてしまいます。さらに、鏡介の幼馴染である堂島さゆ、不良生徒として恐れられる神野のの、そして鏡介の先輩である渡辺・ウィンチェスター・玲夏といった、鏡介の周囲の人々も次々と学園に閉じ込められていきます。

脱出の手がかりは、ミサが持つ魔術書のページでした。ページを元に戻せば、監禁状態から解放されることを知った鏡介たちは、ページ探しに奔走します。しかし、ミサの呪いによって夜の学園は、奇妙な「アトラクション」へと変貌しており、事態は一筋縄ではいきません。彼らは様々な困難を乗り越えながら、学園からの脱出を目指します。

登場人物

十和田鏡介：
本作の主人公。
黒瓜ミサ (声:姫川あいり)：
自称魔術師の転校生。鏡介を学園に閉じ込めた張本人だが、自身も呪いから逃れられず、学園に閉じ込められてしまう。暗い性格ながらもわがままな一面も持つ。
堂島さゆ (声：柚木かなめ):
鏡介の幼馴染で、彼を弟のように可愛がっている。オカルト的な現象を信じようとしない頑固な性格。学園に閉じ込められてもその考えは変わらない。
神野のの (声：青葉りんご)：
学園で不良として恐れられ、周囲から孤立している女子学生。玲夏と誤って起こした事件が原因で、ミサによって学園に閉じ込められた。イタコ体質を持つ。
渡辺・ウィンチェスター・玲夏 (声：鈴田美夜子)：
鏡介の先輩で、裕福な家の出身。ののと共にミサによって学園に閉じ込められるが、異常事態にも動じることなく、学園内にマンションを建設するという大胆な行動に出る。なお、彼女は攻略対象外のキャラクターである。

その他

このゲームは、魔法がかけられた学園を舞台に、コミカルなキャラクターたちが織りなす騒動と、少し切ない物語が展開されます。バカゲーとしての要素を持ちつつも、魅力的なキャラクターとストーリーで、プレイヤーを惹きつけます。

外部リンク

公式ホームページ - ウェイバックマシン（2012年11月18日アーカイブ分）

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