ネイションワイド・アリーナ

ネイションワイド・アリーナ

ネイションワイド・アリーナ（英: Nationwide Arena）は、アメリカ合衆国オハイオ州コロンバスに位置する屋内競技場です。このアリーナは、NHL（ナショナルホッケーリーグ）のフランチャイズ、コロンバス・ブルージャケッツの本拠地として広く知られています。

概要

2000年にオープンしたこのアリーナは、最新の施設を備え、多くのスポーツイベントやエンターテイメントが行われる場所です。特に、ブルージャケッツのホームゲームがここで開催されるため、地域のホッケーファンにとって特別な存在となっています。

アリーナは、2001年から2003年までNLL（ナショナル・ラクロス・リーグ）のコロンバス・ランドシャークスの本拠地となり、その後、2004年からはAFL（アメリカン・フットボール・リーグ）の試合でも利用されるようになりました。また、プロレス団体WWEや、総合格闘技のUFCイベントもこのアリーナで行われています。

重要な出来事

2013年にはNHLオールスターゲームの開催が予定されていましたが、ロックアウトの影響で中止となりました。その後、2015年に開催されたスライドイベントでは、選手たちはファンと一緒に特別な思い出を共有しました。

しかし、アリーナの歴史には悲しい出来事も記されています。2002年3月16日、コロンバス・ブルージャケッツ対カルガリー・フレームスの試合中に、選手のエスペン・クヌートセンが放ったスラップショットが、ディフェンスのデレック・モリスのスティックに当たり、観客席にいた13歳の少女、ブリタニー・セシルに直撃しました。彼女は2日後の3月18日に亡くなりました。この事故はNHL史上初めて、観客が飛来したパックにより命を落とす悲劇と言われています。

この悲しい事件を受けて、NHLはすべてのアリーナにゴールの後ろにナイロン製のネットを設置することを決定することとなりました。この措置により、今後の安全性が向上し、ファンが安心して試合を観戦できる環境が整えられることとなりました。

施設とサービス

ネイションワイド・アリーナは、観客に快適な観戦体験を提供するための多くの設備を備えています。広々とした内部は様々なイベントに対応でき、ビジョンボードや音響設備も最新鋭です。また、飲食売店やファンサービスも充実しており、大人から子供まで楽しむことのできる空間が広がっています。

さらに、アリーナ周辺には飲食店や商業施設も多く、訪れた際には試合だけでなく、コロンバスの魅力を大いに楽しむことができるでしょう。各種イベントが行われるネイションワイド・アリーナは、地域に密着した文化の一端を担っており、多くの人々に愛され続けています。

もう一度検索