ネイト・イートン

ネイサン・イートン：MLB を目指す異色の才能

ネイサン・イートン（Nathan Eaton）は、1996年12月22日生まれ、アメリカ合衆国バージニア州出身のプロ野球選手です。右投右打の内野手（三塁手、外野手）として、ボストン・レッドソックス傘下に所属しています。

プロ入りとロイヤルズ時代

2018年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから21巡目指名を受け、プロ入りを果たしました。ルーキー級でのデビュー後、A級まで順調に昇格。2020年はコロナ禍で公式戦出場がありませんでしたが、2021年にはA+級までステップアップし、着実に実績を積み重ねました。

2022年にはAA級、AAA級と昇格し、同年7月にはついにメジャー契約を結びました。トロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビューを飾り、初打席でソロホームランを放つという鮮烈なデビューを飾りました。その後、マイナー降格も経験しましたが、再びメジャーに昇格。44試合に出場し、打率.264、1本塁打、11盗塁を記録しました。

2023年は28試合の出場で打率.075と苦しみましたが、同年オフにDFAとなり、マイナー契約でAAA級へ配属されています。

異色の才能：驚愕の野手登板

2023年4月10日のレンジャーズ戦では、野手として登板。93.3マイル（約150.2km/h）のシンカーを披露し、その変化量は17インチ（約43.2cm）にも及びました。この投球はアメリカ国内で大きな話題となり、彼の才能の幅広さを示す出来事となりました。

レッドソックス傘下へ

2024年はスプリングトレーニングに招待選手として参加しましたが、メジャー昇格は叶わず。オフにFAとなりましたが、2024年11月20日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結び、2025年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになりました。再びメジャーの舞台を目指し、新たな挑戦が始まります。

プレースタイルと将来への期待

イートンは、俊足と巧打を兼ね備えた選手として評価されています。内野だけでなく外野も守れるユーティリティ性も魅力です。メジャーでの実績はまだ少ないですが、その潜在能力は高く、今後の活躍が期待されます。特に、2023年に見せた野手としての才能は、彼の新たな可能性を示唆しており、今後の成長から目が離せません。

レッドソックスでどのような活躍を見せてくれるのか、今後の動向に注目が集まります。

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