ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦

ネクスト・ゴール！世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦

『ネクスト・ゴール！世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』（原題: Next Goal Wins）は、マイク・ブレットとスティーブ・ジェイミソンが監督を務めた2013年のイギリス製作のドキュメンタリー映画です。

この映画は、世界でもっとも弱いと言われたサッカー、アメリカ領サモア代表チームの奮闘を描いています。2001年のFIFAワールドカップ予選で、アメリカ領サモア代表はオーストラリア代表に0対31という記録的な大敗を喫しました。これは国際Aマッチ史上最大の得点差であり、彼らは公式戦で200ゴール以上の失点を重ね、全敗という結果に終わっていました。さらに、10年以上にわたりFIFAランキングで最下位に甘んじていたのです。

そんな状況を打破するため、新たにオランダ人監督のトーマス・ロンゲンがチームに加わります。ロンゲン監督は、2014年FIFAワールドカップ予選での初勝利を目指し、チームを率いていきます。映画は、その挑戦における熱狂と興奮をリアルに描き出しています。

このチームには、特別な選手がいました。ジャイヤ・サエルアは、ファファフィネ（第三の性）を持つ、世界初のサッカー代表選手でした。彼女の存在は、FIFAのゼップ・ブラッター会長からも高く評価され、「プロスポーツ界、特にサッカー界において、同性愛や性同一性障害に取り組み続けるジャイヤは、世界中の人々や他の選手たちにとって真の刺激と励ましを与え続けている」と称賛されました。

ジャイヤ・サエルア自身も、本作のヨコハマ・フットボール映画祭での上映に合わせて来日し、日本のメディアやサッカーファンと交流を深めました。

この映画は、単なるスポーツドキュメンタリーではありません。敗北から立ち上がり、困難に立ち向かう人々の姿を描いた感動的な物語です。目標に向かって努力することの尊さ、そして多様性を受け入れることの大切さを教えてくれます。

受賞

ヨコハマ・フットボール映画祭 2015年 最優秀チーム賞

関連情報

サッカー映画

外部リンク

公式ウェブサイト（日本語）
ネクスト・ゴール！世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦 - allcinema
* Next Goal Wins - IMDb（英語）

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