ネマニャ・ラドニッチ(Немања Радоњић)は、
1996年2月15日に
セルビアで生まれた
サッカー選手で、現在は
レッドスター・ベオグラードに所属し、
セルビア代表としても活躍しています。彼のポジションは
ミッドフィールダーで、地元のクラブからスタートを切った彼のサッカー人生は多くのドラマと成長に満ちています。
クラブキャリア
ユースキャリア
ラドニッチは
ニシュで生まれ、まずは地元のFKラドニチュキ・
ニシュのユースチームで才能を開花させました。その後、彼はパルチザン・ベオグラードの下部組織に移籍しますが、実は
レッドスター・ベオグラードの熱心なファンだということを明かしています。そして、FCヴィトルル・コンスタンツァの下部組織に在籍後、2014年には
エンポリFCを経て
ASローマと5年契約を結びます。
FKチュカリチュキ
彼のプロデビューは2016年、ローマからレンタル移籍したFKチュカリチュキで果たされます。ここで初めて
セルビア・スーペルリーガの舞台に立ち、初戦でゴールを決めると、次の試合でも30メートルの距離から得点し、アシストもマークするなど大活躍を見せました。1年半の在籍中に31試合で4得点を記録しました。
2017年7月には、
レッドスター・ベオグラードに移籍。この移籍は公式にはレンタルという形でしたが、実際には5年契約を結んでおり、レンタル終了後もクラブに残る道が開かれました。背番号は49番に決まり、2017年7月のUEFAヨーロッパリーグ予選では初出場を果たし、同大会のFCクラスノダール戦では初ゴールを決め、チームを勝利に導きました。
しかし、11月のFKラド・ベオグラード戦では骨折という怪我に見舞われ、チームは複数の選手が戦線離脱するという厳しい状況に置かれました。
その後、2018年8月には
オリンピック・マルセイユへと完全移籍しました。加入後初出場となったリール戦ではフル出場を果たしましたが、チームは完敗を喫しました。
2021年2月には
ヘルタ・ベルリンにレンタル移籍し、続いて2021年8月には
SLベンフィカへと移籍。この期間中も彼の成長は続き、様々なリーグでの経験を積みました。
トリノFCとマジョルカへのレンタル
2022年7月にはトリノFCに買い取り義務付きのレンタルで加入。その後、2024年1月には
RCDマジョルカへさらにレンタルされます。これを経て、2024年9月3日には再び
レッドスター・ベオグラードと契約を結び、帰還を果たします。
代表歴
ラドニッチは
セルビアの若い世代の代表としても活躍し、U-17からU-21まで様々なカテゴリーでプレーしました。特に2012年から2013年にかけて、U-17代表として5ゴールを挙げる活躍を見せました。2017年11月には
セルビアA代表に招集され、韓国との親善試合でデビューを果たし、
2018 FIFAワールドカップにも出場しました。
タイトル
彼のキャリアの中で、特に印象深いのは2017-18シーズンに
レッドスター・ベオグラードがスーペルリーガでの優勝を果たしたことです。
ラドニッチ選手の情熱溢れるプレーは、今後も彼の成長と共にファンたちを魅了し続けることでしょう。