ノヴォシビルスク駅

ノヴォシビルスク駅

ノヴォシビルスク駅（ロシア語: Новосибирск-Главный）は、ロシアのノヴォシビルスク州ノヴォシビルスクに位置する、ロシア鉄道の重要な駅です。シベリア鉄道とトルキスタン・シベリア鉄道が乗り入れる、ロシア最大級の鉄道ターミナルとして機能しています。

概要

この駅は、ロシア各地への長距離列車と近郊電車（エレクトリーチカ）が発着する拠点です。特にエレクトリーチカは、全列車が当駅を始終着駅としており、当駅を通過する列車はありません。これは、ノヴォシビルスク駅が地域輸送において中心的な役割を担っていることを示しています。

歴史

現在の駅舎は、1929年から1938年にかけて建設されました。当初、1929年の設計コンペではロシア構成主義様式のヴォローシノフ案が選ばれましたが、その後、ノヴォシビルスクの多くの建築家が修正を加え、最終的にはスターリン様式にまとめられました。この結果、駅舎は壮大で重厚な外観を持つ建造物となり、1993年には改修が行われ、現代的な設備も導入されています。

駅周辺

駅の周辺には、数多くの観光スポットや公共施設が集まっています。

ガリーン・ミハイロフスキー広場: 駅の西側に広がる駅前広場です。市民の憩いの場として、また様々なイベントの会場として利用されています。
ノヴォシビルスク地下鉄ジェルジンスカヤ線プローシャチ・ガリーナ・ミハイロフスカヴァ駅: 広場の地下に位置し、地下鉄へのアクセスを提供しています。
西シベリア鉄道歴史博物館: 広場の南西に位置し、鉄道の歴史に関する貴重な展示物を公開しています。
レーニン通り: ノヴォシビルスクの主要な通りであり、駅からのアクセスも容易です。
レーニン広場: 駅より徒歩15分の場所にあり、地下にはノヴォシビルスク地下鉄レニンスカヤ線プローシャチ・レーニナ駅があります。
国立オペラ・バレエ劇場: レーニン広場の東側に位置する、ロシアを代表する劇場の一つです。
ノヴォシビルスク市役所: レーニン広場の南側に位置しています。
ノヴォシビルスク州立郷土博物館: レーニン広場の南側に位置し、地域の歴史や文化に関する展示を行っています。
オビ川: 駅の西側を流れる大河であり、美しい景観を提供しています。

隣の駅

シベリア鉄道

ヴォストーク号: バラビンスク駅 - ノヴォシビルスク駅 - マリインスク駅
ロシア号、5・6列車、バイカル号: バラビンスク駅 - ノヴォシビルスク駅 - タイガ駅
エニセイ号: チュルィムスカヤ駅 - ノヴォシビルスク駅 - タイガ駅
7・8列車: ノヴォシビルスク駅 - タイガ駅
トミチェ号（モスクワ方面）: チュルィムスカヤ駅 - ノヴォシビルスク駅 - ユルガI
トミチェ号（トムスク方面）: チュルィムスカヤ駅 - ノヴォシビルスク駅 - ボロトナヤ駅
エレクトリーチカ（モスクワ方面）: プラヴァヤ・オビ駅 - ノヴォシビルスク駅
エレクトリーチカ（ウラジオストク方面）: ノヴォシビルスク駅 - ガガリンスカヤ駅

トルキスタン・シベリア鉄道

389列車: ノヴォシビルスク駅 - ベルツク駅
692列車: ノヴォシビルスク駅 - ノヴォシビルスク・ユジュニ駅
エレクトリーチカ: ノヴォシビルスク駅 - チェントル駅

ノヴォシビルスク駅は、シベリア鉄道の重要な拠点として、旅客輸送と地域経済に大きく貢献しています。駅周辺の観光スポットとともに、ノヴォシビルスクを訪れる旅行者にとって欠かせない場所となっています。

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