ノーフォーク (原子力潜水艦)
ノーフォーク（USS Norfolk, SSN-714）
ノーフォークはアメリカ海軍に所属するロサンゼルス級の原子力潜水艦で、艦番号はSSN-714です。この艦は、バージニア州の都市ノーフォークに因んで名付けられ、米軍の艦艇としては同名の艦が3隻目となります。
艦歴の概要
ノーフォークの建造は1976年2月20日に、バージニア州のニューポート・ニューズ造船所で始まりました。1981年にはキャスパー・ワインバーガー夫人により命名、そして1983年5月には艦長ケネス・R・カー中佐の指揮のもとで正式に就役しました。カー中佐は、就役後に昇進し、1988年には原子力推進評価委員として退役しました。
その後、アルフレッド・ポネッサ中佐が2代目艦長に就任し、ノーフォークは新型魚雷や音響実験に従事しました。ポネッサ艦長は1989年にハーロップ艦長に引き継がれました。
衝突事故とその影響
1989年1月17日、ノーフォークは戦闘給糧艦『サンディエゴ』とチェサピーク湾で衝突する事故が発生しました。事故当時、艦長は風邪により体調不良であり、当直士官も未経験の中尉という状況でした。このため、進路を誤り、右舷がサンディエゴに接触してしまいましたが、両艦とも大きな損傷はなく、負傷者も出ませんでした。
衝突の後、ノーフォークは帰還し、艦長もその後退任することとなりました。さらに、この事故を受けて潜水艦隊司令部は、潜水艦の速度制限や行動に関する指針を示しました。
オーバーホールと近代化改修
ノーフォークは1991年から1993年にかけて、メイン州キタリーのポーツマス海軍造船所でオーバーホールを実施し、この期間中に近代化改修も行われました。22ヶ月にわたる燃料交換オーバーホールを経て、2004年8月25日に母港であるバージニア州ノーフォークに帰還しました。
退役と現在
ノーフォークは2014年11月11日に退役し、現在は原子力艦再利用プログラムに登録され、処理待ちの状態にあります。
関連項目
ここではノーフォークに関連する情報をいくつか挙げます。
- - [アメリカ海軍]]艦艇一覧
- - 外部リンク
- USS Norfolk - NavSource
ノーフォークは、その艦歴や任務を通して、アメリカ海軍の重要な一翼を担ってきた艦艇であり、今後の処理に向けた道が待たれています。
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