ハイウェイサイドタウン

ハイウェイサイドタウンについて

ハイウェイサイドタウンは、滋賀県湖南市に位置する町名、行政区名です。一般的には「サイドタウン」と略称で呼ばれています。

地理

湖南市の北西部に位置し、雨山と笹尾ヶ岳の南側、名神高速道路の北側に広がっています。2019年8月1日時点の住民基本台帳によると、796世帯、2,096人が居住しています。地区の端から約700mほどの場所には、滋賀県希望が丘文化公園の南ゲートがあり、地区の東側には湖南市立菩提寺北小学校とひかり幼稚園があります。

歴史

開発以前は、真砂土の裸地とアカマツ林が広がっていました。1966年春に西日本観光が別荘地・住宅地としての開発を開始し、同年11月には最初の居住者が入居しました。

開発コンセプト

名神高速道路のすぐ脇に開発されたことから、「ハイウェイサイドタウン」と名付けられました。開発当時は、100坪規模の広い敷地に赤い三角屋根の家、マイカー付きというスタイルで、当時の流行語であった「家つき、カーつき、ババ抜き」に象徴されるような、風光明媚な住宅地として売り出されました。特に京阪神からの別荘地として人気を博し、当初は家とマイカーのセットが230万円で販売されることもありました。

100戸以上の家（当初は別荘）が建設され、プールやテニスコートなどの施設も設けられました。しかし、プールの施設は宅地開発の影響で1985年頃に埋め立てられ、現在は存在しません。テニスコートは自治会館の裏に設置されていましたが、後に閉鎖され、2023年6月現在では更地となっています。

自治会

1968年9月1日、世帯数が20戸ほどになった頃にハイウェイサイドタウン自治会が設立されました。

交通アクセス

鉄道: JR草津線石部駅が最寄りの駅です。
バス:
湖南市コミュニティバス（めぐるくん）：「ハイウェイサイドタウン」停留所下車
滋賀バス：「ハイウェイサイドタウン」停留所下車

また、隣接する菩提寺PA（名神高速道路）には、名神ハイウェイバスの菩提寺バスストップがあります。

その他

ハイウェイサイドタウンは、自然豊かな環境と、高速道路へのアクセスが良いという利便性を兼ね備えた住宅地です。かつては別荘地として開発されましたが、現在は多くの人が生活する場所となっています。

参考文献

横田秀雄・杉山友子・柏原希衣・瀬戸口美代子『自治会発足30周年記念誌 サイドタウンの歩み』ハイウェイサイドタウン自治会、1998年。

外部リンク

1971年 ハイウェイサイドタウンのプール【なつかしが】 - YouTube (アミンチュ公式チャンネル(びわ湖放送)、2021年2月10日公開)

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