ハイネスコーポレーション

ハイネスコーポレーション株式会社

ハイネスコーポレーション株式会社は、日本の不動産デベロッパー企業であり、特に高齢者向け分譲マンション事業を主要な事業分野としています。本社は大阪市中央区伏見町に所在し、東京都中央区にも東京支店を設けて事業を展開しています。

高齢者向け分譲マンション事業

同社は2008年から高齢者向け分譲マンションの販売を開始し、この分野における草分け的存在として知られています。これまでに11棟、合計で約1,700戸の供給実績を持っています。同社の高齢者向け分譲マンションのブランド名は「中楽坊」（ちゅうらくぼう）です。

「中楽坊」は、日本の高齢者全体の8割以上を占めるとされる、健康で自立した生活を送ることが可能な方々を主な対象としています。この住まいは、高齢者が身体機能やライフスタイルが変化しても、可能な限りそれまでと変わらない自立した暮らしを、住み慣れた地域や人間関係の中で長く継続できるよう支援することを目的として設計されています。

提供サービス

同社はマンションというハード面の提供だけでなく、入居者が安心して豊かな生活を送るための各種サービスも自社で運営しています。

レストラン運営: バランスの取れた食事を提供するマンション内レストラン。
サークル活動支援: 入居者同士の交流や趣味活動を促進するためのサークル活動のサポート。
生活サポート: 日常生活における様々な困りごとに対する支援。

これらのサービスは、入居者が快適で活動的な毎日を送る上で重要な役割を果たしています。

沿革

1993年: 会社設立。
2000年: マンションの累計契約戸数が5,000戸に達する。
2005年: 高齢化社会の進展にいち早く対応するため、高齢者の暮らし方や適切な住宅に関する専門的な研究を開始。
2008年: 研究成果を基に、高齢者向け分譲マンション事業の第1号プロジェクトである「マスターズステージ泉ヶ丘」の販売を開始し、本格的に事業に参入。
2016年: 高齢者向け分譲マンションの内部で、食事を提供するレストラン事業を開始。
2019年: 高齢者の健康維持に科学的に貢献するため、大阪大学と共同で「高齢者の健康維持のメカニズム」に関する研究を開始。

事業所

本社: 大阪市中央区
東京支店: 東京都中央区

表彰歴

地域社会における貢献も行っており、特に人命に関わる功績で表彰を受けています。

2019年12月: 人命救助の功績により、井戸敏三 兵庫県知事より「のじぎく賞」を授与される。
* 2020年2月: 人命救護活動に対し、兵庫県三田市消防署長より「感謝状」を授与される。

関連事項

同社が手掛ける高齢者向け分譲マンションは、「高齢者住宅」という広範なカテゴリーに含まれる住まい方の選択肢の一つです。特に、自立生活が可能な高齢者を主な対象とする点において、「サービス付き高齢者向け住宅」などと比較されることがあります。

（出典・参照：大豊建設ニュースリリース、月刊シニアビジネスマーケット 2018年12月号）

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