ハイレゾ (企業)

株式会社ハイレゾについて

株式会社ハイレゾ（英: HIGHRESO Co., Ltd.）は、東京都新宿区に本社を構える企業で、主にGPU事業と広告事業を展開しています。特に、GPU専用のデータセンターの運営に力を入れており、日本国内でも最大規模を誇るデータセンターを持っています。石川県志賀町に所在するデータセンターでは、IaaSモデルに基づいたクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供しています。ハイレゾは、現代表取締役社長の志倉喜幸氏によって2007年に設立されて以来、急速に成長を遂げてきました。

沿革

ハイレゾの歴史は2007年12月に始まりました。その年の12月、志倉氏によって会社が設立され、その後、事業を拡大していきました。2019年8月には、石川県志賀町にGPU専用の第1データセンターを開設し、その後2022年には第2データセンターも開設されるなど、事業の基盤を確立しました。

2022年には、日経BPの特集で「VC、CVCが選んだ92社」として取り上げられ、また、NVIDIAエリートパートナーに認定され、業界内でも高く評価されています。同年の6月には「Best CSP Partner of the Year」賞も獲得しました。2023年には本社を市ヶ谷に移転し、さらに経済産業省からスタートアップ100選に選ばれるなど、年々実績を重ねています。また、2024年12月には高松市にもデータセンターを開設予定です。

特徴

GPU専用データセンターの運営

ハイレゾは、石川県志賀町に設置したデータセンターを通じて、国内で最大規模のGPUを保有しています。累計10,000枚以上のGPUが稼働しており、冷涼な気候と地震が少ない地盤を活かして省電力型の運営を行っています。従来のエアコンに頼らず、自然の環境を活かした冷却方法を採用することで、コスト削減も実現しています。

環境への配慮

ハイレゾは、脱炭素を推進した運営を行っています。第1データセンターでは空調電力を90％削減し、国内最高水準の電力使用効率であるPUE1.1未満を達成。2022年に開設した第2データセンターでは「違い棚屋根方式」による廃熱効率の向上を図り、環境負荷を低減しています。さらに、北陸電力プランの「かがやきGREEN RE100」を利用し、持続可能な電力供給を追求しています。

パートナーシップと受賞歴

ハイレゾは多くの企業や大学と連携しています。販売パートナーにはNTT PCコミュニケーションズやPALTEK、事業パートナーにはNVIDIAや北陸電力といった著名な企業が名を連ねています。特にNVIDIAとの関係は深く、国内初のNVIDIAエリートパートナーに認定された実績があります。また、共同研究を行う東京理科大学イノベーション・キャピタル（TUSIC）との協力も注目されています。

事業内容

ハイレゾでは、GPUに特化した様々なサービスを提供しています。主な事業には、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」やクラウドレンダリング、データセンターコンサルティングなどがあります。これらのサービスを通じて、顧客に高品質なコンピューティングリソースを提供しているのです。

以上のように、株式会社ハイレゾは、最先端のGPU技術と環境への配慮を両立させたデータセンターの運営を行い、急成長を遂げる企業として注目されています。今後のさらなる発展が期待される企業です。

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