ハッピーバラエティ ほかほか大放送

ハッピーバラエティ ほかほか大放送

『ハッピーバラエティ ほかほか大放送』は、1979年10月9日に放送を開始し、1980年4月4日まで放送されたニッポン放送の平日夜のラジオワイド番組です。この番組は、プロ野球のナイターオフシーズンに特化したもので、通常のナイター放送がない期間限定で行われました。

1977年度にスタートした『必勝ホームランワイド 有楽町で逢いましょう』から続く、18:00から20:00までの2時間枠で放送されるワイド番組の中で、この『ハッピーバラエティ ほかほか大放送』は第3弾に当たります。 これまで続いてきた日替わりメインパーソナリティのスタイルも本番組が最後となり、1980年10月に新たにスタートした『だんとつタモリ おもしろ大放送!』からは曜日ごとに1人のパーソナリティが登場する形式が採用されました。

この番組のパーソナリティは豪華で、月曜日には高橋元太郎と森昌子、火曜日は千昌夫、水曜日にはうつみ宮土理、木曜日は金田正一、金曜日には五木ひろしが担当しました。特に金田正一は、前々年度からこの番組まで3年連続で登場し、多くのリスナーに親しまれました。水曜日にはうつみ宮土理とニッポン放送のアナウンサー・塚越孝とのコンビが人気を集め、こちらのコンビも終了後に再び土曜日に放送される『宮土理と塚ちゃんのけんこうジョッキー!ホップステップ歌謡曲』で結成されました。

アシスタントとしては、月曜日と火曜日に馬場直子、水曜日に塚越孝、木曜日と金曜日には野村洋子が務めました。各曜日の特集コーナーも多岐にわたり、例えば「商売繁盛リクエスト」「ニッサンふるさと人間ばなし」「天下大変ハッピーセブン」など様々なテーマが用意され、リスナーを楽しませました。

また、「市川染五郎のふれあい回り舞台」や「スター指名手配」といったコーナーも人気で、特にアシスタントによる企画が盛り上がりを見せました。リスナーのリクエストを取り入れた「今日もほかほかベストテン」などもあり、リスナー参加型の番組構成がこの番組の特徴でした。

このように、『ハッピーバラエティ ほかほか大放送』は時代を彩るラジオ番組の一つとして、当時のリスナーに強く印象を残しました。多彩なパーソナリティたちによる魅力的なトークやコーナー、リスナーとの交流を大切にしながら、平日の夜のひとときを楽しく過ごすための舞台を提供していたのです。

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