ハバフォード大学

ハバフォード大学：伝統と革新が融合する名門リベラルアーツカレッジ

1833年創立のハバフォード大学は、フィラデルフィア郊外のハバフォードに位置する私立大学です。少人数制による質の高い教育と、恵まれた環境で知られる名門リベラルアーツカレッジであり、「リトル・アイビー」の一校にも数えられています。USニューズ&ワールド・レポート誌の大学ランキングでは、常に全米トップクラスのリベラルアーツカレッジとして評価されています。高い入学倍率を誇り、入学者の多くが高校での成績優秀者であることからも、その高いレベルがうかがえます。

教育と専攻

ハバフォード大学では、Bachelor of ArtsとBachelor of Scienceの学位を取得できます。8対1という低い学生と教員の比率、そして少人数制の授業は、アットホームな学習環境を提供しています。プリンストン・レビュー誌の「総合的学生生活ランキング」でも高い評価を得ているほど、学生生活の充実度も魅力の一つです。

学生は2年生の終わりまでに専攻を決定します。人文科学から自然科学まで、幅広い分野の専攻が用意されています。主な専攻分野には、人類学、考古学、天文学、生物学、化学、古典文学、コンピュータサイエンス、東アジア研究、経済学、英語、美術、フランス語、地質学、ドイツ語、歴史、美術史、イタリア語、言語学、数学・統計学、音楽、哲学、物理学、政治学、心理学、宗教、ロシア語、社会学、スペイン語などがあります。

コンソーシアムと交換留学

ハバフォード大学は、トライ・カレッジ・コンソーシアムの一員として、近隣のスワースモア大学やブリンマー大学との連携を強めています。これにより、学生は複数の大学の授業を受講する機会が得られます。また、クエーカー・コンソーシアムにも所属し、ペンシルベニア大学の授業も受講可能です。国際基督教大学および上智大学とは交換留学協定を結んでおり、国際的な交流も盛んです。

キャンパス環境

ハバフォード大学のキャンパスは、フィラデルフィアから程近い場所に位置し、電車でのアクセスも良好です。キャンパス内には、国内最古の国立アーボレータム（樹木園）があり、緑豊かな環境に恵まれています。1834年にイギリス人造園家ウィリアム・カーヴィルによってデザインされたこのアーボレータムは、216エーカーもの広さを誇り、池や遊歩道、庭園など、散策に最適な空間です。

学生生活

学生数は約1200人で、約10%が留学生です。男女比はほぼ同数です。98%の学生がキャンパス内の住宅に居住しており、アパート、従来の寮、テーマ付きの寮など、多様な選択肢が用意されています。職員のキャンパス居住率も61%と高く、活気のあるキャンパスコミュニティを形成しています。

オナーコード

1896年に導入されたオナーコードは、ハバフォード大学を象徴する制度です。学生と教員による投票で制定され、学生によって運営されています。入学志願者はオナーコードに関する小論文の提出が求められ、入学後には誓約書に署名します。この制度は、学生の倫理観と責任感を育む上で重要な役割を果たしています。

大学関係者

ハバフォード大学には、数多くの著名な卒業生や教員が輩出されています。その中には、日本において幼児教育に貢献したエディス・シャープレスも含まれます。

まとめ

ハバフォード大学は、質の高い教育、恵まれた環境、そして独自の伝統を誇る名門リベラルアーツカレッジです。少人数制によるきめ細やかな指導、充実した学生生活、そして国際的な交流機会は、学生の成長を大きく支えています。高い入学倍率からも、その魅力の高さがうかがえます。

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