ハビエル・パストーレ

ハビエル・マティアス・パストーレ

ハビエル・マティアス・パストーレ（1989年6月20日生まれ）は、アルゼンチンのコルドバ出身で、現在カタールSCに所属するプロサッカー選手です。ポジションはミッドフィールダーで、かつてはアルゼンチン代表としても活躍していました。

クラブ経歴

初期の経歴

パストーレはCAタジェレスの下部組織でサッカーのキャリアをスタートさせました。2007年にはリカルド・ガレカ監督の下でトップチームにデビューしましたが、プリメーラB・ナシオナルでの出場はわずか5試合にとどまりました。

CAウラカン

彼のキャリアの転機は2008年に訪れ、CAウラカンにレンタル移籍しました。クラウスーラ2009では、その才能を証明し、7得点3アシストを記録。特にリーベル・プレート戦でのパフォーマンスは特筆すべきもので、ミドルシュートを決めて勝利に貢献しました。この活躍から、多くのヨーロッパのクラブが彼に注目しました。

USチッタ・ディ・パレルモ

2009年にイタリアのUSチッタ・ディ・パレルモに移籍しました。ここでも彼は着実に成長を続け、初得点を記録し、セリエA最優秀若手選手賞を受賞。2010-11シーズンにはリーグ戦で11得点を挙げ、チームの成功に寄与しました。

パリ・サンジェルマン

2011年、パリ・サンジェルマンFC（PSG）に約3980万ユーロで移籍し、リーグ優勝を果たしながらも、選手としての評価も高まりました。特に、移籍初年度の活躍は大きな注目を集めました。2016-17シーズンには背番号を10番に変更するも、翌年にはネイマールにその番号を譲り、元の27番に戻しました。

ASローマとエルチェCF

2018年にASローマに移籍し、その後2021年に契約解消。その後、エルチェCFに加入し、さらには2023年にカタールSCへ移籍しました。

代表キャリア

パストーレは2009年にアルゼンチン代表に初招集され、2010年のFIFAワールドカップに出場を果たしました。彼のプレーは特に期待され、2015年には代表初得点も記録しています。チーム内での役割は常に重要であり続けました。

エピソード

その卓越したプレーから、彼は「アルゼンチンのカカ」とも称されています。

個人成績

彼のキャリアにおいては、クラブレベルで多くの成果を上げ、特にパリ・サンジェルマンでは数々のタイトルを獲得しました。特筆すべきは、リーグ・アンとクープ・ドゥ・ラ・リーグでの優勝、そして個人としてのセリエA年間最優秀若手選手の受賞です。

ハビエル・パストーレのサッカー人生は、卓越した能力と粘り強さの象徴とも言えるものであり、今後もその足跡が注目されることでしょう。

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