ハビエル・パティーニョ

ハビエル・パティーニョ・ラチーナ：異国の地で輝いたストライカー

ハビエル・パティーニョ・ラチーナ（Javier Patiño Lachica）は、1988年2月14日、スペインのマドリード州サン・セバスティアン・デ・ロス・レイエスで生まれました。スペインとフィリピンの血を引き、フォワードとして活躍した元プロサッカー選手です。

クラブキャリア

スペイン時代

パティーニョは、スペインのアマチュアクラブであるアルコベンダスCFとUDサン・セバスティアン・デ・ロス・レイエスでキャリアをスタートさせました。その後、2011年7月にセグンダ・ディビシオン（スペイン2部）のコルドバCFと3年契約を結び、プロとしてのキャリアを本格的にスタートさせました。

コルドバでは、2011-12シーズンに35試合に出場し、8得点を記録。チームは昇格プレーオフに進出しましたが、レアル・バリャドリードに敗れ、昇格はなりませんでした。2013年1月には、ヘレスCDにローン移籍しましたが、同年3月にはタイのブリーラム・ユナイテッドFCへの移籍が決定しました。

タイでの成功

ブリーラム・ユナイテッドでは、加入初年度の2013年に20試合で14得点を挙げ、得点ランキング4位に入る活躍を見せました。チームのタイ・プレミアリーグ優勝、タイFAカップ優勝、タイ・リーグカップ優勝に大きく貢献し、自身も4月には月間最優秀選手賞を受賞しました。また、AFCチャンピオンズリーグにも出場し、国際舞台でも経験を積みました。

中国、そしてタイ復帰

2015年には、中国サッカー・スーパーリーグの河南建業足球倶楽部に移籍。2018年4月にはブリーラム・ユナイテッドに復帰し、再びタイの地でプレーしました。その後、2021年8月にポートFCに加入し、同年11月に現役引退を表明しました。

フィリピン代表

パティーニョは、2012年にフィリピン代表入りを打診され、市民権を取得。2013年3月24日のカンボジア代表戦でデビューを果たし、2得点を挙げる活躍を見せました。AFCチャレンジカップ2014 (予選)にも出場し、フィリピン代表として国際舞台でプレーしました。

プレースタイルと評価

パティーニョは、恵まれた体格と高い得点能力を活かしたストライカーでした。タイ・プレミアリーグでは、その得点力でチームを勝利に導き、多くのファンを魅了しました。また、献身的なプレーも評価され、チームメイトからの信頼も厚かったです。

タイトル

ブリーラム・ユナイテッドFC

タイ・プレミアリーグ 優勝 (3) : 2013, 2014, 2018
タイFAカップ 優勝 (1) : 2013
タイ・リーグカップ 優勝 (1) : 2013
コー・ロイヤルカップ 優勝 (1) : 2014

まとめ

ハビエル・パティーニョは、スペイン、タイ、中国で活躍したストライカーであり、フィリピン代表としても国際舞台でプレーしました。特に、ブリーラム・ユナイテッドでは数々のタイトルを獲得し、その名を歴史に刻みました。彼の活躍は、多くのサッカーファンに記憶されることでしょう。

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