ハムデン・パーク

ハムデン・パークとは

ハムデン・パークは、スコットランドのグラスゴーにある多目的スタジアムであり、スコットランドの国立競技場でもあります。このスタジアムは、クイーンズ・パークFCとサッカースコットランド代表のホームスタジアムとして機能しています。スタジアムでの大規模なイベントは多岐にわたり、2014年には英連邦大会の陸上競技や閉会式の会場としても使用されました。

概要

このスタジアムの歴史は古く、クイーンズ・パークFCが1873年からホームスタジアムとして利用しています。ハムデン・パークは1903年に完成し、その後1999年に改装された現在のスタジアムは3代目にあたります。このスタジアムでは数々の重要なサッカーの試合が開催されてきました。特にUEFAチャンピオンズリーグの決勝は1960年、1976年、2002年に開催され、さらに2007年にはUEFAカップの決勝も行われました。また、2012年にはロンドンオリンピックのサッカー競技の一部がここで実施されました。

スタンド構成

ハムデン・パークのスタンドは4つの部分から成り立っています。まず、サウス・スタンドは、1層構造のメインスタンドで、全体が一体化しているため、スタンド間の境目がなく、観客が一体感を持って観戦できる設計になっています。アウェーサポーター専用の席は、ウェスト・スタンドのコーナーに配置されています。

次に、イースト・スタンドとノース・スタンドはそれぞれゴール裏とバックスタンドです。特にノース・スタンドには「HAMPDEN」という白抜きの文字が描かれており、スタジアムの象徴的なデザインの一部を成しています。最後に、ウェスト・スタンドがあり、このスタンドにもアウェーサポーター席が設けられています。

スタジアムへのアクセス

スタジアムへのアクセスは非常に便利で、ファースト・スコットレイルを利用することで、マウント・フロリダ駅やキングス・パーク駅から徒歩5分程度で到着できます。これらの駅へは、グラスゴー・セントラル駅から10分から15分ほどの距離です。観客にとって、観戦前後の移動が容易であることは大きな魅力です。

入場者数の記録

ハムデン・パークは過去に驚異的な入場者数を記録しており、特に1937年に行われたブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップのイングランド戦では、149,415人の観客が集まりました。この記録はヨーロッパの国際試合でも最多のものであり、さらに同年のスコティッシュカップ決勝でも147,365人の観客がスタジアムに訪れたため、スタジアム外には2万人以上の人々が集まる盛況ぶりでした。

ハムデン・パークはその歴史的な背景や多彩なイベントの開催によって、スコットランドにおける重要なスポーツの拠点として知られ続けています。

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