ハルジョオン・ヒメジョオン

松任谷由実（ユーミン）の「ハルジョオン・ヒメジョオン」は、1978年3月5日に東芝EMIからリリースされた通算10枚目のシングルです（規格品番：ETP-10376）。

この楽曲は、同時発売された5枚目のオリジナルアルバム『紅雀』にも収録されており、1989年6月28日にはCDシングルとして再発されました。

楽曲について

楽曲名である「ハルジョオン・ヒメジョオン」は、キク科シオン連ムカシヨモギ属の植物であるハルジオン（俗称：ハルジョオン）とヒメジョオンという、見た目も名称も似ている2つの植物の名前を並べ、韻を踏んだものです。ただし、歌詞に登場するのはヒメジョオンのみとなっています。ジャケットには、両種（ハルジオンとヒメジョオン）の学名である「ERIGERON PHILADELPHICUS, ERIGERON ANNUUS」が記載されています。

オリコンチャートでは、登場週数は5週、チャート最高順位は週間80位、累計1.2万枚のセールスを記録しました。

収録曲

Side A: ハルジョオン・ヒメジョオン -Erigeron Philadelphicus, Erigeron Annuus-
Side B: 罪と罰 -Crime and Punishment-

作詞・作曲は松任谷由実、編曲は松任谷正隆が担当しました。

参加ミュージシャン

キーボード：松任谷正隆

その他

さだまさしのシングル『春女苑/デイジー』は、本楽曲名と同様に、標準和名のハルジオン（春紫菀）ではなく、俗称のハルジョオン（春女苑：「苑」は「菀」の異体字）を用いています。

* 松任谷由実オフィシャルサイトでは、この楽曲の紹介ページが公開されています。

「ハルジョオン・ヒメジョオン」は、ユーミンの初期の作品の中でも、その詩的な世界観とメロディの美しさで、多くのファンを魅了し続けている楽曲の一つです。

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