バイオハザード2

『バイオハザード2』

『バイオハザード2』（英題：Resident Evil 2）は、カプコンが1998年にPlayStation用としてリリースしたホラーアクションアドベンチャーゲームです。本作は『バイオハザードシリーズ』の第2作目であり、後にNintendo 64、Dreamcast、PC（Windows）、GameCubeなどに移植されました。また、2019年にはリメイク版『バイオハザード RE:2』が発売され、話題を呼びました。

概要

オリジナル版『2』は、前作『バイオハザード』から約2年後に発売されました。ゲーム内容は1996年の事件の約2か月後から始まり、舞台は閉じられた洋館から広大なラクーンシティに移ります。プレイヤーは新人警官レオン・S・ケネディや女子大生クレア・レッドフィールドを操作し、ゾンビやクリーチャーが徘徊する壊滅状態の街を探索し、脱出を目指します。

本作は選択した主人公によってストーリーが変わり、特に異なるイベントやアイテム、道のりが展開される「ザッピングシステム」が導入されています。このシステムにより、初めに選んだ主人公のストーリーをクリアした後に、選ばなかった主人公の物語を楽しむことが可能です。

ストーリー

物語は1998年7月25日のラクーンシティにおける連続猟奇殺人事件「洋館事件」から始まります。R.P.D.に配属されたレオン・S・ケネディは、事件に興味を持ち、配属を志願しましたが、配属初日に遅刻してしまいます。一方、クレア・レッドフィールドは音信不通の兄、クリス・レッドフィールドを探すために市に訪れます。

ラクーンシティはT-ウィルスの蔓延により、ゾンビ化した市民による襲撃が発生しています。レオンとクレアは途中で出会い、車でR.P.Dへ向かう途中、ゾンビによる襲撃を受け車は大破します。別々の道を進む2人は、それぞれ警察署に到着しますがすでに壊滅状態。共に生存者を探しながら、待ち構えるクリーチャーと戦い、脱出方法を探ります。

ゲームの特徴

本作は、キャラクター同士の絆や運命的な出会いが描かれています。レオンはエイダ・ウォンというスパイと関わり、クレアはシェリー・バーキンという少女と出会います。また、ゲームのシナリオには異なるエピソードが絡み合い、プレイヤーの選択によって進行が変わります。

システムと難易度

『バイオハザード2』は、プレイヤーが体力を管理し、敵を回避しながらアイテムを駆使して進むサバイバルホラーの要素が強い作品です。難易度は「EASY」と「NORMAL」が選べ、ゲームの中での難しさが異なります。

また、レオン編とクレア編では使用できる武器やアイテムが異なり、それぞれ異なる戦略やプレイスタイルが求められます。隠し要素や追加シナリオも存在し、やり込み要素が豊富です。

評価と影響

本作は発売当初から高い評価を受けており、後のシリーズ作品に大きな影響を与えました。グラフィックや演出、音楽も特に称賛され、非常に臨場感のあるホラー体験を提供しました。『バイオハザード2』は、他のホラーゲームの金字塔として認知され続けており、ゲーム業界における名作として位置づけられています。

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