バイタルネット硬式野球部

バイタルネット硬式野球部の紹介

バイタルネット硬式野球部は新潟県新潟市に本拠を置く企業チームであり、日本野球連盟に加盟している社会人野球のチームです。このチームは1972年に医療用医薬品を販売するニチエーによって創設されました。当初の名称は「ニチエー硬式野球部」であり、長い間国内大会での成功を収めることができませんでした。しかし、徐々に力をつけ、1993年には第20回社会人野球日本選手権大会で全国大会初出場の栄光を手にしました。

歴史の概要

2001年には、ニチエーを含む医薬品卸売業の企業3社が合併し、新たに「バイタルネット」となったことを受けて、チーム名も「バイタルネット硬式野球部」に改称されました。同年には第28回社会人野球日本選手権大会に出場し、チーム名変更後に初めての全国大会に挑戦しました。

2007年には、同選手権大会第34回大会に出場し、前年の優勝チームである富士重工業と対戦しました。この試合では、先発投手の谷元圭介が8回を2安打1失点に抑えましたが、サヨナラ負けを喫し全国大会初勝利を逃しました。この年、谷元圭介は後にプロ野球選手として北海道日本ハムファイターズに入団することになります。

都市対抗野球大会への挑戦

2010年には、都市対抗野球大会の予選に挑み、代表決定戦に進出しました。これまで過去4回も同決定戦に進出していたものの、なかなか結果を出せなかったチームは、ついに信越硬式野球クラブを下し、本戦出場を決める快挙を成し遂げました。この出場は、新潟県勢にとってなんと40年ぶりのことでありました。

2012年には第38回社会人野球日本選手権大会で新日鐵住金東海REXと対戦し、3-2で見事勝利を収め、全国大会における初勝利を挙げました。これにより、チームの名声は一層高まることとなります。

主な大会出場歴

これまでの主な大会での出場歴には、都市対抗野球大会に4回（2010年、2011年、2014年、2023年）、社会人野球日本選手権大会に9回（1994年、2001年、2007年、2012年、2013年、2014年、2021年、2022年、2024年）の出場があります。また、JABA新潟大会では6回の優勝を誇ります（2001年、2002年、2013年、2016年、2018年、2023年）。

プロ選手の輩出

バイタルネット硬式野球部からはプロ野球選手も輩出されています。谷元圭介は2008年のドラフトで北海道日本ハムファイターズに入団し、チーム初のプロ選手となりました。また、星野真澄もBCリーグや読売ジャイアンツを経て、プロの舞台で活躍しました。

現在も、選手やスタッフには経験豊富な者も多く、社会人野球チームとしてさらなる飛躍を目指しています。バイタルネット硬式野球部は今後も新潟の地から新たな才能を発掘し、全国大会での成功を目指して邁進していくことでしょう。

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