バイパー (プロレスラー)

キンバリー・ベンソン（バイパー）

キンバリー・ベンソン（1991年5月6日生まれ）は、イギリス・スコットランド出身の女子プロレスラーであり、リングネーム「バイパー」として広く知られています。彼女は女性レスラーとしては優れた体格を持っており、その体格を活かした攻撃スタイルが特徴的です。彼女はWWEのメイ・ヤング・クラシックやNXT UKなどで「パイパー・ニーヴェン」としても知られ、多くのファンを魅了しています。

来歴

キンバリーは2008年にスコティッシュ・レスリング・アライアンス（SWA）でプロレスラーとしてのキャリアをスタートしました。プロレスリングの世界でその才能を発揮し、2015年には大きな成果を収め、インセーン・チャンピオンシップ・レスリング（ICW）の世界王座を獲得しました。さらには、2016年に日本のスターダムに初参戦し、その後定期的に来日して活動を続けました。スターダムでは「Queens Quest」に加入し、国内外でその名を広めていきました。

2017年にはWWEのメイ・ヤング・クラシックに参加し、その大会で素晴らしいパフォーマンスを披露しました。彼女は1回戦でサンタナ・ギャレットに勝利し、2回戦ではセリーナ・ディーブを相手に勝利を収めましたが、準々決勝ではトニー・ストームに敗れました。さらに、2019年には自身がバイセクシュアルであることを公表し、その勇気ある行動は多くの支持を集めました。

得意技

キンバリーのレスリングスタイルは、パワフルな攻撃と多彩な技術で支えられています。彼女のフィニッシュホールドとして知られる「みちのくドライバーII」は、相手を通常の体勢から持ち上げ、真っ逆さまに抱えた状態から地面に叩きつける技で、強烈なインパクトを与えます。また、「スネーク・バイト」は腹筋を活かした担ぎ上げからの前方叩きつけが特長の技です。

さらに、「バイパー・ボム」は高角度からの強烈なパワーボムで、相手に非常に大きなダメージを与える仕掛けです。彼女は多くの打撃技や投げ技をも駆使し、「エルボー」や「バックエルボー」など、瞬時の反応と独自の体格を活かして相手に攻撃を仕掛けます。特に「ロッホネス・スラム」や「ダイビングボディプレス」などの飛び技も得意としており、試合の中でアクロバティックな展開を魅せることもしばしばです。

獲得タイトル

彼女のキャリアにおいては、多数のタイトルを獲得しており、特にICW女子タイトルトーナメント（2015年）や、スターダムでのアーティスト・オブ・スターダム王座、EVE王座など、多くの栄冠を手にしています。また、スコティック女子王座など、地元スコットランドでも実力を証明しています。

キンバリー・ベンソン（バイパー）は、現在もレスリング界でのキャリアを進展させながら、観客に感動を与え続けています。彼女の独自のスタイルと強い精神力が、今後のレスリング界にどのような影響を与えるのか、目が離せない存在です。

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