バイヨーナ

バイヨーナ（Baiona）

バイヨーナは、スペインのガリシア州ポンテベドラ県に位置する自治体で、コマルカ・デ・ビーゴに属します。2012年のガリシア統計局によると、人口は約12,063人です。住民はbaionés/esaと呼ばれ、カスティーリャ語ではBayona（バヨーナ）と表記されます。ガリシア語話者の割合が高い地域です。

地理

バイヨーナはポンテベドラ県の南西部に位置し、北は大西洋とリア・デ・バイヨーナに面しています。ニグラン、ゴンドマール、トミーニョ、オイアの各自治体と隣接しており、自治体の中心地区はバイヨーナ教区のバイヨーナ地区です。

地形的には、内陸部の標高600mを超える地域と、リア（入江）に面した海岸部に分かれています。温暖な気候が特徴です。バイヨーナはビーゴ司法管轄区に属しています。

人口

自治体人口の約25％が中心地区であるバイヨーナ教区に居住しています。

歴史

バイヨーナの創設は紀元前140年に遡ります。1201年5月7日、アルフォンソ9世によってエリサーナからバイヨーナへと名称が変更されました。1493年3月1日、マルティン・アロンソ・ピンソン率いるピンタ号が、コロンブスの第1回目の航海からの帰還時に最初に寄港した港がバイヨーナでした。

経済

主要な経済活動は観光業であり、特にパラドール（国営ホテル）が重要な役割を果たしています。農業は自家消費用が中心ですが、一部は市場に出荷されています。水産業も盛んで、沿岸漁業や貝などの魚介類採集が行われています。

政治

現在の自治体首長はガリシア国民党（PPdeG）のヘスス・バスケス・アルムイーニャ氏です。2011年の自治体選挙結果に基づくと、自治体評議員の構成は以下の通りです。

ガリシア国民党：10
ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）：4
ガリシア民族主義ブロック（BNG）：2
ガリシア連合・進歩・民主主義（UPyD）：1

教区

バイヨーナは以下の5つの教区に分かれています。

バイヨーナ（Baiona）：自治体中心地区
バイレステ（Baredo）
エスデイリス（Esdelle）
ムイス（Muiños）
* セブリーェ（Sabarís）

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