バカリ・コネ

バカリ・コネ：コートジボワールが生んだ才能あふれるストライカー

バカリ・コネ（Bakari Koné, 1981年9月17日 - ）は、コートジボワールのアビジャン出身の元プロサッカー選手です。ポジションはフォワード（FW）を務めていました。彼のサッカー人生は、ASECミモザでの下積み時代から、ヨーロッパの舞台での活躍、そしてコートジボワール代表としての誇り高いプレーへと繋がっています。また、アルナ・コネ、カラモコ・コネという2人の実弟もサッカー選手として活躍しています。

クラブキャリア

1994年、バカリ・コネはASECミモザのユースチームに入団し、その才能を開花させました。1999年にはトップチームデビューを果たし、2002年にはカタールのアル・イテハド（現アル・ガラファ）へ移籍。レギュラーとして活躍しました。2003年からはフランスリーグ・ドゥのロリアンへ移籍し、ヨーロッパでの挑戦が始まりました。

ロリアンでは、1年目から10得点を記録し、2年目の2004-05シーズンには24ゴールを挙げる活躍で、チームをリーグ・アン昇格に導きました。この活躍でリーグ・ドゥ得点王とリーグ・ドゥ最優秀選手に輝き、リール、ストラスブール、オセールなどの強豪クラブから注目を集めました。2005-06シーズンにはニースへ移籍し、リーグ・アンデビューを飾ると、2007-08シーズンにはリーグ6位となる14ゴールを記録しました。その後、オリンピック・マルセイユへ移籍し、チャンピオンズリーグにも出場。PSV戦ではチャンピオンズリーグ初ゴールを記録しました。これらの活躍が評価され、2009年にはコートジボワール年間最優秀選手を受賞しました。

代表キャリア

2004年9月5日、ワールドカップ予選のスーダン戦でコートジボワール代表デビューを飾り、初ゴールも記録しました。その後、代表に定着し、アフリカネイションズカップ2006では準決勝のカメルーン戦で同点ゴールを挙げ、決勝進出に貢献しました。また、2006 FIFAワールドカップでは全3試合に出場し、オランダ戦でワールドカップ初得点を記録しました。アフリカネイションズカップ2008でも中心選手として活躍し、ワールドカップ予選でもチームを牽引しました。

タイトル

クラブ

ASECミモザ
コートジボワール・プレミア・ディビジョン: 2000, 2001, 2002
CAFスーパーカップ: 1999
オリンピック・マルセイユ
クープ・ドゥ・ラ・リーグ: 2010
リーグ・アン: 2010
レフウィヤSC
カタール・スターズリーグ: 2010-2011, 2011-2012

個人

リーグ・ドゥ最優秀選手: 2004-05
リーグ・ドゥ得点王: 2004-05
リーグ・アン月間最優秀選手: 2007年9月, 2007年10月
コートジボワール年間最優秀選手: 2008-09
* QFAアワーズ: 2010-2011

バカリ・コネは、その才能と努力で、クラブと代表の両方で数々の輝かしい成績を残しました。彼のプレースタイルは、多くのサッカーファンを魅了し、コートジボワールのサッカー史にその名を刻んでいます。

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