バシリエ・ミチッチ

バシリエ・ミチッチ (Vasilije Micić)

バシリエ・ミチッチは、1994年1月13日生まれのセルビア出身のプロバスケットボール選手です。卓越したスキルとリーダーシップで、ポイントガードとして国内外で目覚ましい活躍を見せています。現在はNBAのシャーロット・ホーネッツに所属し、更なる高みを目指しています。

プロキャリア

ミチッチは16歳という若さでプロデビューを果たしました。2014年のNBAドラフトでは、フィラデルフィア・76ersから全体52位で指名を受けましたが、NBA入りはせず、ヨーロッパでキャリアを積むことを選択しました。

ヨーロッパでは、特にアナドル・エフェスSKでの活躍が目覚ましいものでした。2021-22シーズンと2022-23シーズンには、ユーロリーグで連覇を達成。2021-22シーズンには、シーズンMVPにも輝き、その実力を証明しました。

NBAへの挑戦

2020年12月、ミチッチの交渉権はトレードによりオクラホマシティ・サンダーへ移りました。そして2023年7月、サンダーと3年契約を結び、ついにNBAへの挑戦が始まりました。

しかし、2024年2月には、ゴードン・ヘイワードとのトレードで、トレ・マン、ダービス・ベルターンス、ドラフト指名権、そして金銭と共にシャーロット・ホーネッツへ移籍。ホーネッツでのデビュー戦となったメンフィス・グリズリーズ戦では、18得点9アシストを記録し、チームの勝利に大きく貢献しました。

セルビア代表としての活躍

ミチッチは、セルビア代表としても長年にわたり活躍しています。2013年のユーロバスケットで代表デビューを飾り、2017年のユーロバスケットでは準優勝を経験しました。2019年のFIBAワールドカップにも出場しましたが、優勝候補と目されながらも準々決勝でアルゼンチンに敗れるという苦い経験もしています。

プレースタイルと評価

ミチッチは、優れたボールハンドリングとパススキルを持ち合わせ、ゲームをコントロールする能力に長けたポイントガードです。冷静な判断力とリーダーシップでチームを牽引し、重要な場面での得点能力も兼ね備えています。ユーロリーグMVPを受賞するなど、ヨーロッパで確固たる地位を築き、NBAでもその実力を発揮することが期待されています。

今後のバシリエ・ミチッチの活躍から目が離せません。

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