バスフィッシング・プロフェッショナル

バスフィッシング・プロフェッショナルの世界

バスフィッシング・プロフェッショナルは、日本国内の団体であるJBやWBSなどに所属し、主にトーナメントでの競技を通じて生計を立てている釣りの専門家たちを指します。彼らは略して「バスプロ」と呼ばれています。トーナメントでの優れた成績を収めた者は「トーナメントプロ」とし、特定の湖でバスフィッシングのガイド業を行うプロを「プロガイド」として区別することもあります。これらはバスプロの一形態であり、プロの活動が多様であることを示しています。

バスフィッシングの本場であるアメリカでは、高額な賞金が用意された大会が数多く開催されており（日本円で1000万円以上の大会も存在します）、夢を持って渡米し、その舞台で活躍するバスプロもいます。日本においては、今江克隆、下野正希、田辺哲男、並木敏成などが代表的なバスプロとして知られています。特に1984年に吉田幸二が国内初のバスプロ宣言をしたことは、日本のバスフィッシング界における重要な出来事でした。

現在、国内のバスプロ人口はJBなどの団体において1000人以上存在していますが、実際にバスプロとして生計を立てているプロはほんのわずかです。多くのバスプロは、サラリーマンや自営業などの他の職業を持ちながら、トーナメントに参加しています。

アメリカのバスプロシーンは非常に活発で、B.A.S.S.やFLWなどの団体が数多くのトーナメントを主催しています。これらの大会ではゴルフのプロトーナメントと同じく、魅力的な賞金が用意されており、プロスポーツとしての確立が進んでいます。特定の湖や地域に拠点を置くバスプロもいれば、全米を転戦するツアープロも数多く存在します。

B.A.S.S.（バスマスター）はその伝統と格式で知られ、FLWは新興勢力として存在感を示しています。特に、ESPNが運営するB.A.S.S.はアメリカでのバスマスタートーナメントを世界的に有名にしており、ウォルマートがメインスポンサーを務めるFLWもまた、多くの参加者を集めて競争を繰り広げています。

アメリカの最高峰のトーナメント、バスマスターエリートに参加するプロたちのほとんどは、ケビン・バンダムなどの著名選手を含んでいます。また、日本人プロ選手の中では、大森貴洋や桐山孝太郎、清水盛三がバスマスターエリートで活躍しており、FLWツアーに参加している深江真一もアメリカでの地位を確立しています。さらに、日本人女性としては唯一、柏原たみがプロとして認定されています。

これらのバスプロたちは、日本国内外でのトーナメントで常に技術を磨き、新たな挑戦を続けています。

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