バス通り

甲斐バンドのデビューシングルとして1974年11月4日に発売された「バス通り」。この曲は、バンドの初期の音楽性を特徴づける重要な作品です。

背景

甲斐よしひろ自身は、この曲でデビューしたことが、バンドがフォークロックというジャンルに固定される要因になったと述べています。彼は、この状況を打開するために、次作「裏切りの街角」の制作に注力したとのことです。

チャート成績

「バス通り」はオリコンチャートで最高65位を記録し、6万枚を売り上げました。デビューシングルとしてはまずまずの成功を収めたと言えるでしょう。

収録曲

両曲とも作詞・作曲は甲斐よしひろが手掛けています。

1. バス通り
編曲：青木望、甲斐バンド
2. 魔女の季節
編曲：甲斐バンド

「バス通り」は、青木望と甲斐バンドが共同で編曲を担当。一方、「魔女の季節」は甲斐バンド自身が編曲を手掛けています。

カバー

「バス通り」は、様々なアーティストによってカバーされています。特に、坂上香織によるカバーは特筆に値します。

坂上香織
1989年8月9日リリースのアルバム『夏休み』に収録

坂上香織は、1989年8月9日にリリースされたアルバム『夏休み』で「バス通り」をカバーしました。彼女のバージョンは、原曲とは異なるアプローチで楽曲の魅力を引き出しています。

「バス通り」は、甲斐バンドの原点を示す楽曲であると同時に、時代を超えて愛されるポピュラーソングとして、その音楽史における意義を保ち続けています。

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