バッキー (マーベル・コミック)

バッキー（Bucky）

バッキーは、マーベル・コミックスが発行するアメリカン・コミックスに登場するキャラクター群の名前であり、主にキャプテン・アメリカのサイドキックとして知られています。最初に登場したのは『キャプテン・アメリカ・コミックス』第1号（1941年3月）、創作はジョー・サイモンとジャック・カービーにより行われました。バッキーという名前は、オリジナルのバッキー・バーンズを始めとして、フレッド・デイビス、ジャック・モンロー、リック・ジョーンズ、レマー・ホスキンスの5人の男性キャラクターおよび、ジュリア・ウィンタース、リッキー・バーンズの2人の女性キャラクターに使われてきました。

出版の歴史

1940年、サイモンがキャプテン・アメリカの初期構想を練る際、彼はバッキーを若いサイドキックとして考えました。彼はこの名前を、自身の高校時代の友人であるバッキー・ピアソンに由来させたと自叙伝で明かしています。バッキー・バーンズは、1941年に同コミックスで初めて登場し、その後も様々なストーリーに登場しました。2005年の新シリーズでは、エド・ブルベイカーによってバッキーが実は暗殺者として生き延びていたという新たな設定で復活を遂げました。このストーリーは、キャラクターの死亡に関する一般的な見解を覆すもので、バッキーは「コミックで生き返ることはないキャラクター」としてのイメージを持たれていました。

バッキーの死は、マーベル・ユニバースにおける若いサイドキックの不在要因としても位置づけられており、スタン・リーは特に子供をサイドキックに設定することに否定的であったとされています。

パワーと能力

バッキー・バーンズは、火器やグレネードなどの兵器を使う技術に長けており、手に素手で戦うスキル、また武道の心得も持っています。また、フランス語を理解することができます。ニューキャプテン・アメリカとして活動する際には、先代から受け継いだ超合金製のシールドを武器に使い、さらに腰に銃器を携えることで、先代のキャプテン・アメリカと異なり強化された肉体を持たない分を補っています。

その他のバッキーキャラクター

バッキーという名前は、複数のキャラクターにも当てはまります。例えば、第二次世界大戦中後に活躍したフレッド・デイビスは、キャプテン・アメリカの代わりにのバッキーを務めました。また、ジャック・モンローは、キャプテン・アメリカとバッキーを崇拝し、彼らを模倣する形で活動をしていました。リック・ジョーンズもまた、スティーブ・ロジャースが現代に復活した際に「バッキー」と呼ばれ、彼のサイドキックとなろうとしました。

コマンドーズの一員として働いたレマー・ホスキンス、そして並行世界のリッキー・バーンズは、バッキーの名を持つ新たなキャラクターたちです。

その他のメディア

バッキーはマーベル・シネマティック・ユニバースにも登場し、多くのテレビアニメや映画において様々な声優により再現されてきました。また、ゲームにも登場し、プレイヤーにさまざまな体験を提供しています。

脚注

（脚注や参考文献についてはここで記載することが可能です）

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