バツベイシオネ

バツベイ・シオネ（VATUVEI Sione）は、1983年3月14日生まれ、トンガ出身の元ラグビー選手で、現在は日本国籍を有しています。主にナンバーエイト（No.8）のポジションでプレーし、そのパワフルなプレーと献身的な姿勢でチームを牽引しました。

日本代表としては、15人制で8キャップを獲得しており（2016年3月時点）、その実力は国際的にも認められています。また、7人制日本代表にも選出されており、多様なスタイルのラグビーで活躍できる能力を示しました。ニックネームは「カビリ」で、ファンやチームメイトから親しまれていました。

バツベイ選手の兄は、同じくラグビー選手として活躍したルアタンギ侍バツベイであり、兄弟揃って日本代表を経験しています。トンガサムライXVスコッドにも選出された経験があり、トンガと日本のラグビー界の架け橋としての役割も担いました。

ラグビーキャリア

7歳でラグビーを始めたバツベイ選手は、ケルストンボーイズ高校、拓殖大学を経て、2008年に三洋電機（現・埼玉パナソニックワイルドナイツ）に加入しました。三洋電機では6シーズンにわたりプレーし、チームの主力として活躍しました。2011年には日本国籍を取得し、同年開催されたラグビーワールドカップ2011の日本代表に選出されました。この大会での経験は、バツベイ選手のキャリアにおいて大きな転換点となりました。

2014年には豊田自動織機シャトルズ（現・豊田自動織機シャトルズ愛知）に移籍し、新たなチームでの挑戦をスタートさせました。その後、2018年にはクボタスピアーズ（現・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ）に加入。2022年にクボタスピアーズ船橋・東京ベイを退団するまで、長きにわたりトップレベルでプレーしました。

バツベイ選手のプレースタイルは、力強いフィジカルを活かした突破力と、献身的なタックルが特徴です。また、チームを鼓舞するリーダーシップも持ち合わせており、多くのチームメイトから信頼されていました。

所属チーム

三洋電機/埼玉パナソニックワイルドナイツ (2008-2014)
豊田自動織機シャトルズ/豊田自動織機シャトルズ愛知 (2014-2018)
クボタスピアーズ/クボタスピアーズ船橋・東京ベイ (2018-2022)

関連情報

バツベイ・シオネ選手は、そのプレーだけでなく、日本とトンガのラグビー界の発展にも貢献しました。兄であるルアタンギ侍バツベイ選手とともに、日本におけるラグビーの普及活動にも積極的に参加し、多くの人々にラグビーの魅力を伝えてきました。

関連項目

拓殖大学ラグビー部
埼玉パナソニックワイルドナイツ
豊田自動織機シャトルズ愛知
クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
ルアタンギ侍バツベイ

外部リンク

* ＦＬ バツベイシオネ（パナソニック）

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