バトルバクレイド

バトルバクレイド (Battle Bakraid)

1999年4月にライジングが開発し、エイティングよりアーケード向けにリリースされた『バトルバクレイド』は、縦スクロールシューティングゲームの一つであり、同年7月には改良版の『バトルバクレイド アンリミテッドバージョン』が登場しました。

概要

『バトルバクレイド』は、『バトルガレッガ』や『アームドポリス バトライダー』に続くシリーズの第三作目です。前作のアメコミ調スタイルから一転し、世界設定は『ガレッガ』に近いものとなっています。プレイヤーはアイテムを獲得することでメインショットとサイドショットの両方を強化できます。さらに、オプションやボムの数を増やすことも可能です。

操作系やランクの上昇など多くのゲームシステムは前作を引き継ぎつつ、新たに自機から発射される「サイドショット」というショットが追加されました。このサイドショットは選択した自機によって異なる特徴を持ち、プレイの幅を広げています。また、特定の敵を連続で撃破することで得点が倍率で増加する仕組みがあり、最大で64倍の得点が得られます。この倍率は、カウンターが減少することで終わりを迎えますが、自機の被弾やボムを発動中にはカウンターが減少しないため、プレイヤーはこれらをうまく活用する必要があります。

ボムにはタイミングに応じた炸裂位置の調整が可能で、押しっぱなしにすることで特定の位置にボムを設置できます。また、ボム使用時には得点が一時的にリセットされますが、この過程でマルチプレイヤーにおいても新たな得点を獲得するチャンスが生まれます。

モード

ゲーム開始時に選択できるモードは、初級コース、中級コース、上級コース、そして隠しモードである連続ボス戦があり、それぞれ難易度やステージ数が異なります。特に初級コースでは自動でボンバーを発動する「オートボンバー機能」が搭載されており、初心者でもプレイしやすい設計となっています。中級以上では、無作為に組まれたステージをクリアする必要があります。

ストーリー

舞台は「ランダ」と呼ばれる国です。この国には、金と時間を持て余した資本家たちが科学者を雇い入れて、性能の高い飛行機の開発に興じていました。そして、彼らの「飛行機開発」は単なる遊びの域を超え、武器を搭載した実戦さながらの戦いへと発展していきます。ランダ政府は、その技術力を試すため、強大なデネブ帝国からの侵略に対抗するため、自らの機体である「BAKRAID」を送り込むことに決めました。これにより、彼らは模擬戦争を超えたスリリングなゲームへと挑むことになります。

自機タイプ

本作では、初期段階で選べる自機が4種類あり、順次追加される形で全9機種が登場します。各機体にはそれぞれ異なる特徴があり、戦略に応じて選択することが求められます。自機ごとに異なるメインショットやサイドショットを駆使して、敵を倒しながら得点を競います。特に、各機体の特性を理解することが攻略の鍵になります。

まとめ

『バトルバクレイド』は、ただのシューティングゲームを越えた戦略性や楽しさを提供しています。そのユニークな高得点システム、様々なモード、豊富な機体の選択肢は多くのプレイヤーに喜ばれることでしょう。家庭用ゲーム機などへの移植も進んでおり、その人気は衰えることを知りません。

もう一度検索