バブルメモリーズ

バブルメモリーズ：ザ・ストーリー・オブ・バブルボブルIII

『バブルメモリーズ：ザ・ストーリー・オブ・バブルボブルIII』は、1996年にタイトーからリリースされたアーケード用のアクションゲームです。この作品は、前作『バブルシンフォニー』に引き続き、ゲームの基本要素を引き継ぎながらも新しい体験をプレイヤーに提供しています。けていて、特にその遊び方に革新を加えています。

ゲームの概要

本作のキャッチコピーは「こんどのアワはでっかいぞ!」で、2匹のドラゴン、バブルンとボブルンが泡を使って敵を閉じ込めるシステムを採用しています。他のキャラクターや背景も、前年にリリースされた『パズルボブル2』と類似のスタイルを示しており、実写取り込みの背景やフラットな色合いのキャラクターが特徴です。

サブタイトルの「The Story of Bubble Bobble III」は、シリーズの重要なストーリーを示しており、バビーとボビーの兄弟の冒険が描かれています。この物語の時系列については、タイトーの公式YouTubeチャンネルで解説があり、本作と先行作品『パラソルスター』はパラレルワールドの関係にあることが示されています。

モードとゲームプレイ

ゲームは「物語モード」と「練習モード」の2つのモードから選べます。「物語モード」では、計160面構成で、ノーマルモードとスーパーモードの各80面が用意されています。スーパーモードでは、各面の敵配置とデザインが異なり、物語を進める中で7種類の中ボスが登場します。また、特定のアイテムを集めることで最終ボスに挑むことができ、条件を満たさないとバッドエンディングに至ります。

「練習モード」では、ゲームの基本を学ぶことができる内容となっており、簡易の構成でプレイできます。

新要素とシステム

新たに導入されたシステムの一つは、泡を大きくする「巨大バブル」機能です。これにより、プレイヤーは通常の4倍の大きさのバブルを作り出し、敵を一度に複数キャッチすることができるようになります。特に大きな敵にはこの巨大バブルが必要で、エネルギーを溜めることで強力な攻撃が可能になります。

また、水中フィールドなどの新しい地形も登場し、プレイヤーの移動に影響を与えます。加えて、一人用プレイではゲームオーバー後もコンティニューできるため、挑戦し続けることが可能です。

他機種への移植

本作は家庭用ゲーム機へ移植された例もあり、2007年にはPlayStation 2用の『タイトーメモリーズII』に収録されました。さらに、2022年には「イーグレットツー ミニ」へも収録されています。また、スマートフォンでも新しいバージョンが配信される予定です。

ストーリー

物語は「レインボーアイランド」から始まります。かつて、島の住民が悪党にさらわれ、バビーとボビーの兄弟が立ち上がり、暗黒大魔王を倒しました。しかし、その後再び悪者が現れ、二人を泡吐きドラゴンに変えてしまいます。悪党は「レインボーポーション」を奪い、これを7つに分割しました。

その後、バビーとボビーは再び村を守るため、塔へ向かう冒険を繰り広げます。物語は、彼らの勇気と友情を描いた感動的なものとなります。

キャラクター

• - バビー（バブルン）：プレイヤー1が操作する明るく活発な少年。
• - ボビー（ボブルン）：プレイヤー2が操作する内向的な弟。

この二人の兄弟が、仲間と共に冒険する様子は、本作を通して重要な要素となっています。彼らの成長や友情が、ビデオゲームとしての魅力を引き立てています。

まとめ

『バブルメモリーズ：ザ・ストーリー・オブ・バブルボブルIII』は、その遊びやすさと奥深さを兼ね備えたアクションゲームとして、多くのファンから愛され続けています。シリーズの伝統を守りつつ、新しい試みを取り入れたこのゲームは、アーケードゲームの名作としての地位を確立しています。

もう一度検索