バルバーニ

株式会社バルバーニ(VALVANNE Co.,Ltd.)



静岡県袋井市に拠点を置く株式会社バルバーニは、高品質な家具およびインテリア製品の製造と販売を手がける日本の企業です。その事業は、長年にわたり培われた技術と歴史の上に成り立っています。

沿革



同社の事業の源流は、1971年(昭和46年)に開始された日本ビクターインテリア事業部に遡ります。この事業部は、家具製造において確かな実績を積みました。

1984年(昭和59年)には、関連会社としてインターメーベル工芸株式会社静岡県磐田郡浅羽町(現在の袋井市)に設立され、製造体制が強化されました。

その後の再編を経て、2002年(平成14年)には日本ビクターインテリア事業部とインターメーベル工芸が統合され、ビクターインテリア株式会社が発足します。

さらに、2014年(平成26年)には、株式会社JVCケンウッドインテリアへと社名が変更され、事業は継続されました。

現在の株式会社バルバーニは、この株式会社JVCケンウッドインテリアから資産および営業権を譲り受ける形で、2017年(平成29年)5月に設立されました。事業承継先は、静岡県内に事業基盤を持つ川嶋グループです。

概要と社名の由来



株式会社バルバーニは、設立時に前身であるJVCケンウッドインテリアの事業を引き継ぎ、家具・インテリア分野での活動を本格化させました。本社を静岡県袋井市に置き、国内外に向けて製品を展開しています。

社名である「VALVANNE(バルバーニ)」には、同社の製品づくりに対する深い信念が込められています。この名称は、イタリア語の三つの単語、すなわち「valente(熟練した)」、「vanto(誇り)」、「nettamente(明確な)」の頭文字を組み合わせて創られた造語です。

この社名には、「熟練した技術に裏打ちされた、誇りを持てる製品を、常に明確な品質基準をもって創造し続ける」という、企業としての強い意志が表現されています。これは、高品質な家具を世に送り出すための、同社の揺るぎない決意を示しています。

主な製品ラインナップ



バルバーニは、書斎やホームオフィスを中心に、機能的でデザイン性の高い様々な家具シリーズを展開しています。主な商品としては以下のラインナップが挙げられます。

Holis(ホリス): デスク、ムーブユニット、ワゴン、シェルフなど、ワークスペースを構成する基本的なアイテム。
WORKSTUDIO(ワークスタジオ): ネットワークデスク、コーナーデスク、サイドデスク、書棚など、様々なレイアウトに対応する豊富なバリエーションを持つシリーズ。
TERRITORY(テリトリー): コアデスクやムーブユニットなど、シンプルながら機能的な設計が特徴。
CHAIR(チェア): ワークチェアやアームチェア、ラウンドアームチェアなど、快適な座り心地とデザインを両立した椅子類。

これらの製品は、長年培われた技術と、社名に込められた品質へのこだわりを反映しており、多様なユーザーのニーズに応えるべく開発されています。

バルバーニは、過去からの歴史と技術を受け継ぎつつ、新たな企業として、家具・インテリア市場においてその存在感を確立しています。

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