バレーボールアルゼンチン男子代表

アルゼンチン男子バレーボール代表

アルゼンチンの男子バレーボール代表チームは、国際大会に参加するために組織されたナショナルチームです。1932年に設立されたアルゼンチンバレーボール連盟がその専門の団体であり、初期にはバスケットボールと管理を共有していました。しかし1951年になると国際バレーボール連盟への加盟を果たし、同年には南米選手権に初出場し、見事に4位を記録しました。なお、1960年の世界選手権にも初めて挑戦し、11位という結果を残しています。

1964年には自国で南米選手権をホストし、ブラジル以外で初めてこの大会の優勝を果たしましたが、これは実際にはブラジルが不参加であったことからの成果でした。1980年代には一時的に強豪としての名声を築き、1982年の世界選手権や1988年のソウルオリンピックで銅メダルを獲得するなど、南米を代表する攻撃型バレーのチームとして存在感を示しました。

しかし、1991年のワールドカップで敗退して以降、チームのパフォーマンスは低迷しました。1990年代からは世界の舞台で結果を残すことができず、2000年のシドニーオリンピックでは久々に準決勝へ進出したものの、3位決定戦でイタリアに敗れ、最終的には4位となってしまいました。その後の2002年世界選手権でも無敗で1次、2次ラウンドを通過したにもかかわらず、準々決勝でフランスに敗れて6位にとどまりました。

正しい道を模索した結果、2008年北京オリンピック世界最終予選ではオリンピック出場権を失いましたが、新たな若手チームの編成を進め、強化に注力しました。その成果として、2009年にはユース＆ジュニア代表がFIVBランキング1位に輝くという快挙を達成しました。2010年の世界選手権では、その実力を証明し、9位に入賞しました。

2011年には、バレーボール・ワールドリーグでインターコンチネンタルラウンドを勝ち抜き、さらに決勝ラウンドでも強豪チームに勝利して4位という過去最高成績を残しました。これにより、自国のバレー界への期待が高まっていきました。

そして迎えた2020年の東京オリンピックでは、準々決勝でイタリアを破り、3位決定戦ではブラジルにも勝利を収め、8大会ぶりの銅メダルを獲得する栄光を手にしました。この成功は、若手の台頭と共に進めてきた訓練と戦略が実を結んだ結果と言えるでしょう。

過去の成績

オリンピック

• - 1964年から1980年まで出場なし

世界選手権

• - 1949年から1956年まで出場なし

ワールドカップ

南米選手権

ワールドリーグ

• - 1990年から1995年まで出場なし

歴代代表選手

• - ダニエル・カステラーニ
• - ハビエル・ウェベル
• - ウーゴ・コンテ
• - ラウル・キロガ
• - ジョン・ウリアルテ
• - フアン・カルロス・クミネッティ
• - マルコス・ミリンコビック
• - ギジェルモ・ガルシア
• - ルチアーノ・デ・セッコ
• - ロドリゴ・キロガ
• - フェデリコ・ペレイラ
• - パブロ・クレール
• - ファクンド・コンテ
• - セバスティアン・ソレ
• - ニコラス・ウリアルテ
• - マルティン・ラモス
• - エセキエル・パラシオス
• - ブルーノ・リマ

脚注

関連項目としては、アルゼンチン女子代表や、アルゼンチンバレーボール連盟の情報も参考になるでしょう。

もう一度検索