バンコク週報

バンコク週報について

バンコク週報（Bangkok Shuho）は、タイのバンコクで発行されている日本語の週刊新聞です。1976年に東南アジア初の日本語週刊新聞「週刊バンコク」として創刊され、その後「バンコク週報」に名称を変更しました。公称発行部数は12,000部で、販売価格は85バーツです。

概要

1976年10月1日、山本緑氏とそのタイ人夫によって「週刊バンコク」として産声を上げました。1982年には現在の「バンコク週報」へと名称を改め、2012年からは臼井秀利氏がグループ代表を務めています。

編集部員はタイ語と英語を堪能で、特に政治・経済記事は、この分野で10年以上の経験を持つベテラン記者が執筆しています。タイの政治、経済、社会に関するニュースの翻訳記事やオリジナル記事に加え、旅行、芸能などの娯楽情報、東南アジアに関係する人物のコラム、そしてタイでビジネスを展開する日本人を紹介する記事などが掲載されています。

過去には、通貨危機やクーデターなどの事件発生時に、ウェブ版バンコク週報へのアクセスが集中し、サーバーがダウンしたこともありました。2010年の反独裁民主同盟の騒乱の際には、在タイ日本国大使館のメールサービスを通じて、ニュースクリップとともに日本語情報源として紹介されるなど、信頼性の高い情報源として認識されています。

歴史

1976年10月1日：東南アジア初の日本語週刊新聞「週刊バンコク」として創刊。バンコク都内スリウォン通りの長屋にオフィスを構える。
1982年：「バンコク週報」へ名称変更。オフィスを都内スリウォン通りのビルに移転。
1989年：鶴岡光氏が社主に就任。
1990年：オフィスを都内ラマ4世通りに移転。
1994年：オフィスを都内シーロム通りに移転。社員数は40名に。日本での販売を開始。
1997年：ウェブサイトを開設し、インターネットビジネス部門を開始。
1998年：オフィスを都内タニヤ通りに移転。社員数100名に増加。発行日が金曜日から月曜日に変更。経済面を拡充。
2003年：オフィスを都内ラッチャダーピセーク通りに移転。
2012年：オフィスを都内ラマ4世通りに移転。臼井秀利氏が社主に就任。発行日が土曜日に変更。

関連出版物

かつて東南アジア旅行記の著者として知られたクーロン黒沢氏が編集し、バンコク週報に掲載された三面記事をまとめた単行本『タイの怪事件』も出版されています。

関連子会社

バンコク週報ジャパン株式会社（東京渋谷）
バンコクコンサルティングパートナーズ社
BOIアフターサービス社

外部リンク

バンコク週報ウェブ
バンコク週報コンサルタント部門
* バンコク週報通販部門

バンコク週報は、在タイ日本人にとって重要な情報源であると同時に、タイの政治、経済、社会、文化に関心を持つ人々にとっても貴重な情報を提供し続けています。

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