バンダイネットワークス

バンダイネットワークス株式会社は、かつてモバイルコンテンツおよびソリューション事業を展開していた日本の企業です。株式会社バンダイナムコホールディングスの完全子会社として、携帯電話コンテンツの配信、携帯電話向けミドルウェアの開発、eコマース、そしてマーケティング活動など、多岐にわたる事業を手掛けていました。しかし、モバイルコンテンツ事業の更なる強化を目指し、2009年4月1日付でバンダイナムコゲームス（現在のバンダイナムコエンターテインメント）に吸収合併され、その歴史に幕を閉じました。

沿革

バンダイネットワークスの歴史は、1998年2月にバンダイ社内でニュープロパティ開発部が発足したことから始まります。その後、ネットワーク事業の重要性が増すにつれて、2000年4月にはニュープロパティ開発部がネットワーク事業部へと名称を変更しました。そして、同年9月には、ネットワーク事業部が分社化され、バンダイネットワークス株式会社が正式に発足しました。

2003年12月12日には、JASDAQ市場への上場を果たし、企業としての成長を加速させました。2005年9月には、本社を東京都港区東新橋一丁目6番1号21階に移転し、新たな拠点での事業展開を開始しました。

しかし、2007年11月8日、バンダイナムコホールディングスによる完全子会社化を目的とした公開買い付けが実施され、上場企業としての独立性は失われることとなります。2008年2月15日にはJASDAQ市場から上場廃止となり、2月21日には株式交換を通じてバンダイナムコホールディングスの完全子会社となりました。

完全子会社化後、2008年8月6日には、2009年4月1日を目処にバンダイナムコゲームスへ統合されることが発表されました。同年11月29日には、本社を東京都品川区東品川4丁目12番4号 品川シーサイドパークタワー20階に移転し、バンダイナムコゲームス本社に隣接するオフィスで最後の時を過ごしました。そして、予定通り2009年4月1日、バンダイナムコゲームスに吸収合併され、バンダイネットワークス株式会社は解散しました。吸収合併後、同社の事業はバンダイナムコゲームスのNE事業本部として引き継がれました。

バンダイネットワークスは、短い期間ではありましたが、モバイルコンテンツ市場において一定の存在感を示した企業でした。その技術やノウハウは、吸収合併先のバンダイナムコゲームス、そして現在のバンダイナムコエンターテインメントに引き継がれ、今もなお、同社の事業を支える要素の一つとなっています。

バンダイネットワークス株式会社 / BANDAI NETWORKS CO.,LTD. - ウェイバックマシン（2009年3月14日アーカイブ分）

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