バーチャファイター3

『バーチャファイター3』とは

『バーチャファイター3』（英: Virtua Fighter 3）は、セガ・AM2研究所が開発した3D対戦型格闘ゲームで、1996年にセガからリリースされました。この作品は、シリーズの第3作目にあたります。新技術である最新の3DCGアーケード基板「MODEL3」を使用し、画質の大幅な向上が図られ、また、ゲームのステージも自由な形に進化しました。

概要とゲームシステム

本作は1996年9月にリリースされ、従来の4角形のステージから、複雑な構造へと変更され。また、エスケープボタンが導入され、プレイヤーは軸移動が可能になりました。これにより、ダメージが高低差によって変動するという新たなゲーム性が生まれ、戦略の幅が広がりました。新たに登場したキャラクターには、力士の鷹嵐と合気柔術使いの梅小路葵が含まれています。特に、彼らの動作はプロのダンサーとモーションキャプチャを使って制作され、非常にリアルな仕上がりとなっています。

リリース当初から、前作のファンに支えられた本作ですが、ゲーム性の向上がプレイヤーの敷居を高め、対応できないプレイヤーの離脱を招く結果となりました。それでも、1997年には東京ジョイポリスで「バーチャファイター3 マキシマムバトル 森永エンゼルカップ」が開催され、全国から集まった選手たちの熱い戦いが繰り広げられました。優勝者は韓国代表の曹鶴東で、国際的な競技としての地位を確立しました。

バーチャファイター3tb

『バーチャファイター3tb』（Team Battle）も、1997年にリリースされ、チーム戦を取り入れるなどシステムに新たな特徴を加えました。このタイトルは、個人戦から団体戦へと進化し、複数のキャラクターを編成できることが強みです。この作品は、コンピュータソフトウェアとしての歴史的な影響が評価され、1998年にはスミソニアン協会からアワードを受賞しました。アメリカ合衆国のワシントンD.C.にある国立アメリカ歴史博物館にも資料が保管されています。

移植と現代の展開

近年では、2003年のドリームキャスト版や2023年のオンラインタイトル『3tb Online』がリリースされ、プレイヤーがオンラインでも対戦可能となるなど、復活を果たしています。また、2024年には『龍が如く8』の中にミニゲームとして収録される予定です。これは、最新のゲームエンジンを使用した形式で再会することが期待されています。

ストーリー

『バーチャファイター3』の物語は、前作のトーナメントを勝ち抜いた結城晶を中心に進行します。彼はさらなる高みを目指して修行を続けていましたが、悪の組織「J6」の影響が広がる中、再びトーナメントの招待状が届きます。新たな挑戦者とともに彼は立ち向かう準備を整えます。これにより、ファンは新たな展開とキャラクターの成長を楽しむことができるのです。

登場キャラクター

登場キャラクターは合計12人に増加し、以下のようになります：

• - 結城晶
• - パイ・チェン
• - ラウ・チェン
• - ウルフ・ホークフィールド
• - ジェフリー・マクワイルド
• - 影丸
• - サラ・ブライアント
• - ジャッキー・ブライアント
• - 舜帝
• - リオン・ラファール
• - 梅小路葵（新登場）
• - 鷹嵐（新登場）

結論

『バーチャファイター3』は、ゲームの進化と共に競技シーンを持続させる基盤を作り出しました。新しいシステムとキャラクターの追加、さらには国際大会の開催がその魅力を更に引き立てています。今後も様々な形で進化し続ける本作に目が離せません。

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