バーロ

バーロ (Barro)

バーロは、スペインのガリシア州、ポンテベドラ県に位置する自治体です。コマルカ・デ・ポンテベドラに属し、その豊かな自然と歴史が魅力的な地域です。

概要

位置: スペイン、ガリシア州、ポンテベドラ県
コマルカ: コマルカ・デ・ポンテベドラ
人口: 2011年の時点で3,668人
住民呼称: barrense (男女同形), barrés/-esa
言語: ガリシア語話者の割合が非常に高い（99.15%）

地理

バーロはポンテベドラ県の北西部に位置し、以下の自治体と隣接しています。

北から西: ポルタス
東: モラーニャ
南: ポンテベドラ、ポイオ
西: メイス

自治体の中心地区は、ペルデカナイ教区のサント・アントニーニョ地区です。また、カルダス・デ・レイス司法管轄区に属しています。

人口

住民は6つの教区に分かれて、37の地区（集落）に居住しています。

歴史

この地における最初の人類の痕跡は、カストロ文化時代のもので、バンドゥフェのカストロで発見されています。ローマ化は、この地域を南北に貫くローマ街道vía XIX（Aquis celenis）によって進められました。この街道は、現在のポルトガルからのサンティアゴ巡礼路、またはN-550号線とほぼ同じルートを辿っています。

フロリダブランカの国勢調査によれば、旧体制下では、現在の自治体を構成する教区はサンティアーゴ県のペニャフロール司法管轄区に属していました。1812年のカディス憲法以後、自治体の境界画定によってバーロはトラスミアに属することになり、司法区はカルダス・デ・レイス司法管轄区に属しました。1822年のガリシアが4県に再編された際にも、以前と同様トラスミアに属していました。

1823年10月1日のフェルナンド7世の王令によって旧体制が終焉を迎え、1835年7月23日の王令によって新しい自治体が創設されることになりました。同年8月23日、7つの教区によって構成される人口2,459人の新自治体バーロが創設されました。ポンテベドラ県が誕生すると、1836年6月22日、バーロはロマイ教区をポルタスに移管し、6つの教区で同県に属することになりました。バーロの創設は、1836年12月3日の県公報によって最終的に布告されました。

1900年にサン・アントニーニョ地区に自治体庁舎が移るまで、ポランス地区が自治体の中心でした。

政治

現在の自治体首長はガリシア国民党 (PPdeG) のホセ・アントーニオ・ランディン・エイリン氏です。2007年の自治体選挙結果は以下の通りです。

ガリシア国民党 (PPdeG)：7議席
ガリシア民族主義ブロック (BNG)：3議席
ガリシア社会党 (PSdeG-PSOE)：1議席

教区

バーロは以下の6つの教区に分かれています。太字で示された教区は自治体中心地区がある場所です。

Agudelo (San Martiño)
バリョ (San Breixo)
Curro (Santa Baia)
Perdecanai (Santa María Magdalena) サント・アントニーニョ地区
Porto (San Mamede)
Valiñas (Santo André)

参考文献

INE（スペイン国立統計局）

外部リンク

バーロ公式サイト

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