パイティム・カサミ

パイティム・カサミ（Pajtim Kasami, 1992年6月2日 - ）は、北マケドニアのストルガ出身のサッカー選手。現在はオリンピアコスFCに所属し、ミッドフィールダーとして活躍しています。また、元スイス代表としても知られています。

クラブ経歴

カサミは、マケドニアのストルガでアルバニア人の両親のもとに生まれました。2003年にスイスのFCヴィンタートゥールでキャリアをスタートさせ、2008年にはグラスホッパーへと移籍。同年にはリヴァプールFCへのレンタル移籍も経験しています。

2009年にはSSラツィオへ移籍しますが、グラスホッパーへの育成補償金未払いや、キャンプへの不参加を理由に契約解除を希望。FIFAの仲裁により契約は解除され、1試合も出場することなくクラブを去りました。その後は、スイスのACベッリンツォーナでシーズン残りを過ごしました。

2010年6月7日、カサミはパレルモと5年契約を締結。トップチームに登録され、8月30日のカリアリ戦でセリエAデビューを果たしました。しかし、アントニオ・ノチェリーノやジュリオ・ミリアッチョらの壁を越えられず、出場機会は限られました。

2011年7月25日、プレミアリーグのフラムFCへ4年契約で移籍。出場機会を求めての移籍でしたが、1年半でリーグ戦9試合の出場に終わり、2013年2月15日にFCルツェルンへレンタル移籍。フラム復帰後の2013-14シーズンにはコンスタントにプレイしましたが、クラブがチャンピオンシップへ降格したため、移籍先を探すこととなりました。

2014年7月10日、オリンピアコスFCへ3年契約で完全移籍。2016年8月3日には、ノッティンガム・フォレストFCへ1年間の期限付き移籍を経験しています。

2017年8月31日、FCシオンへ3年契約で移籍しますが、2020年3月、新型コロナウイルス感染症の影響による給与カットを拒否したことで解雇されました。

2020年10月12日、FCバーゼルと2022年までの契約を結び、2022年10月1日には、2年契約で古巣のオリンピアコスFCに再び加入しました。

代表経歴

カサミは、スイスの各世代別代表を経て、2013年10月15日のスロベニア代表との親善試合でスイス代表デビューを果たしました。同年11月15日のサンマリノ代表戦ではA代表初ゴールを決めています。2014年からは定期的に出場機会を得ていましたが、2016年3月以降は代表から遠ざかっています。

タイトル

クラブ

オリンピアコスFC
ギリシャ・スーパーリーグ：2014-15, 2015-16
キペロ・エラーダス：2014-15

代表

U-17スイス代表
* FIFA U-17ワールドカップ：2009

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