パウロ・アンドレ・クレン・ベニーニ

パウロ・アンドレ・クレン・ベニーニ（Paulo André Cren Benini、1983年8月20日生まれ）は、ブラジル出身の元プロサッカー選手です。主にディフェンダー（DF）として活躍しました。

初期のキャリア

サンパウロFCの下部組織に所属していましたが、トップチームへの昇格は叶いませんでした。その後、セントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノを経てグアラニFCの下部組織へ。グアラニFCではトップチームに昇格し、レギュラーポジションを獲得するものの、プロ1年目でチームは降格を経験しました。

アトレチコ・パラナエンセでの飛躍

2005年、アトレチコ・パラナエンセへ移籍。ここでもレギュラーとして活躍し、コパ・スダメリカーナ2006の出場権獲得に貢献しました。この活躍が認められ、海外リーグへの挑戦へと繋がります。

フランスリーグへの挑戦

2006年6月、フランス・リーグアンのル・マンUC72へ4年半契約で移籍。しかし、デビュー戦から間もなく右膝の靭帯を負傷し、長期離脱を余儀なくされました。複数回の手術を経て、2008-09シーズンに復帰し、再びレギュラーとしてプレーしました。

コリンチャンスでの成功

2009年8月、SCコリンチャンス・パウリスタへ期限付き移籍。その後、完全移籍を果たし、チームの主力として活躍しました。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA制覇、コパ・リベルタドーレス2012制覇、そしてFIFAクラブワールドカップ2012制覇という、輝かしいタイトル獲得に貢献しました。

中国、そしてブラジルへの帰還

2014年2月、中国の上海緑地申花へ移籍。2015年にはブラジルのクルゼイロECへ加入しました。2016年にはコリンチャンス・パウリスタへ期限付き移籍で復帰し、翌年完全移籍。古巣で再びプレーした後、2019年6月に現役を引退しました。

パウロ・アンドレは、その堅実なディフェンスとリーダーシップで、多くのチームで重要な役割を果たしました。特にコリンチャンス時代には、数々のタイトル獲得に貢献し、クラブの歴史にその名を刻みました。

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