パウ・クバルシ

パウ・クバルシ・パレデス: スペインの若手サッカー選手

パウ・クバルシ・パレデス（Pau Cubarsí Paredes）は、2007年1月22日にスペイン・カタルーニャ州バスカノーで生まれたサッカー選手で、現在はFCバルセロナに所属しています。彼はDFというポジションでプレーし、スペイン代表としても活躍しています。

クラブ経歴

クバルシは、幼少期からサッカーに魅了され、2014年にわずか7歳の時にジローナFCのカンテラに入団しました。彼のサッカーキャリアはここから始まり、4年間の修練を経て、2018年にはFCバルセロナのスカウトに見初められ、ラ・マシアに入寮することになりました。

ラ・マシアでは、さまざまな世代のチームで主将を務め、彼の優れたフィジカルと技術力でチームを牽引しました。特に2022-23シーズンには、まだBチームでのデビューがなかったにも関わらず、トップチームのトレーニングに参加するチャンスが与えられました。

2023年7月8日、彼はFCバルセロナと自身初のプロ契約を結びました。同年の1月19日、コパ・デル・レイでのウニオニスタス・デ・サラマンカCF戦で正式にトップチームデビューを果たしました。そして、3日後の1月21日には、レアル・ベティスとの試合で先発出場し、プリメーラ・ディビシオンでの初ゲームを経験しました。このデビュー戦では81分までプレーし、同シーズン中にはUEFAチャンピオンズリーグのSSCナポリとの対戦でも重要な役割を果たし、昨季のセリエA得点王であるヴィクター・オシムヘンを抑えてチームの勝利に貢献しました。クバルシは、そのパフォーマンスが評価され、試合後にはMVPに選ばれました。

代表経歴

クバルシは、2022年から2024年にかけてスペインの世代別代表に選ばれ、特に2023年のUEFA U-17欧州選手権では重要な役割を担いました。2024年3月15日には、UEFA EURO 2024に向けた親善試合のためにスペイン代表に初めて招集され、同月22日のコロンビアとの試合で83分に途中出場し、スペイン代表デビューを達成しました。この際、彼は17歳と60日の若さでの出場を果たし、同じく若き選手であるラミン・ヤマルに次ぐ歴代2位の年少記録を樹立しました。また、2024年8月にはパリオリンピックに出場するスペイン代表にも選出されています。

プレースタイル

クバルシのプレースタイルは、ビルドアップにおけるパス精度の高さが特徴です。FCバルセロナの監督であるシャビは、彼を「チームの中で最もビルドアップのパスが上手く、決めるべきパスを超えたパスを出す選手」と称賛しています。クバルシは、ゲームの流れを読み、的確な判断でボールをさばく技術があり、将来の大きな期待が寄せられている若手選手の一人です。

今後の成長が楽しみなクバルシは、FCバルセロナの未来を担う才能として、さらに活躍の場を広げることでしょう。

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