パオロ・ヴァレーリ

パオロ・ヴァレーリ氏は、1978年5月16日にイタリアのローマで生まれたサッカー審判員です。ローマ2地区に所属しています。

経歴

1994年に審判員としてのキャリアをスタートさせ、2001年からセリエD、2004年からはセリエC1・C2の試合を担当しました。2007年9月1日にセリエB（ピサ対フロジノーネ）でデビューを果たし、同年12月23日にはセリエA（ウディネーゼ対エンポリ）でトップリーグデビューを果たしました。2011年からはFIFAの国際審判員としても登録され、国際的な舞台でも活躍しています。

2018年のロシアワールドカップでは、初めてVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）が導入され、ヴァレーリ氏はVAR専門員の一人として選出されました。同大会では、2試合でVAR、12試合でAVARを担当し、VARとしての経験を積みました。

2019年1月にアラブ首長国連邦で開催されたAFCアジアカップ2019にもVAR専門員として参加しました。準々決勝以降でVARが導入されたこの大会で、日本代表とカタール代表が対戦した決勝戦を含む5試合でVAR（AVARも含む）を担当し、アジアの舞台でもその能力を発揮しました。

2021年からは、新設されたFIFAのVAR専門員（Video Match Official）に登録され、VARとしての専門性をさらに高めています。新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期されたUEFA EURO 2020（2021年開催）では、9試合でAVARを担当しました。

受賞歴

ジョルジョ・ベルナルディ賞: 2009年
スポルティーリア賞
最優秀若手審判部門: 2010年
最優秀審判部門: 2014年
ジョヴァンニ・マウロ賞: 2011年

主な担当試合・大会

主審

スーペルコッパ・イタリアーナ2014 ユヴェントス対ナポリ
スーペルコッパ・イタリアーナ2020 ユヴェントス対ナポリ
コッパ・イタリア2021-22 決勝 ユヴェントス対インテル

VAR・AVAR

2018 [[FIFAワールドカップ]]
準決勝 フランス対ベルギー
AFCアジアカップ2019
決勝 日本対カタール
2019 FIFA女子ワールドカップ
準々決勝 ノルウェー対イングランド
コッパ・イタリア2020-21 決勝 アタランタ対ユヴェントス
UEFA EURO 2020
2022 [[FIFAワールドカップ]]
グループA カタール対エクアドル（開幕戦）

外部リンク

パオロ・ヴァレーリ - Transfermarkt.comによる審判データ (英語)

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