パサデナ (原子力潜水艦)

USS Pasadena (SSN-752) の概要

USS Pasadena (SSN-752) は、アメリカ海軍に属するロサンゼルス級原子力潜水艦の41番艦です。この艦は、カリフォルニア州の街、パサデナにちなんで名付けられました。パサデナという名前を持つ艦船としては、過去に存在したクリーブランド級軽巡洋艦 CL-65 に続く3隻目です。

建造と就役

パサデナの建造は1982年11月30日に始まり、コネチカット州グロトンのジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社で進められました。1985年には起工され、1987年9月12日にポーリン・トロスト夫人の手によって進水されました。艦は1989年2月11日にW・フィッチマン艦長の指揮下で正式に就役しました。

艦のデザインとシンボル

パサデナの記章は、青い背景をもとにしたデザインで、係船索が取り囲む形をしています。艦の周囲には、艦名、船体番号、そして艦のモットーが記載されています。このモットーは、いざという時に世界中のどこへでも駆けつける準備が常に整っていることを表現しています。また、艦のシンボルには、パサデナ市で毎年元日に行われるトーナメント・オブ・ローズ・パレードを象徴する赤いバラが描かれています。さらに、カメのボクサーは、第二次世界大戦中に活躍した軽巡洋艦 USS Pasadena (CL-65) でも使用されていたものです。

配属と任務

パサデナは、就役当初は大西洋艦隊の潜水艦部隊に配属されましたが、1990年10月には指定が変更され、カリフォルニア州サンディエゴを母港とすることになりました。艦は1991年7月に西太平洋へ初の6ヶ月の配備を行い、その後も1993年、1995年と数回にわたって同地区での任務を実施し、様々な国の海軍と共同演習を行いました。

近年では、2005年1月にオペレーション・ユニファイド・アシスタンスに参加し、スマトラ島沖地震の被災者支援にも従事しました。2024年12月31日には、艦としての任務を完了し退役する予定です。

多目的艦としての役割

パサデナは、艦隊や任務部隊の司令機能を担うことができる多目的艦です。原子力推進による無制限の航続距離、最新のソナー、魚雷、巡航ミサイル、機雷敷設システムなどを導入しており、高速かつ隠密な作戦行動が可能です。

受賞歴

パサデナは、その運用中に多くの賞を受賞しています。1998年には戦闘効率に対する「Battle

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