パックインタイム

『パックインタイム』

概要

『パックインタイム』は、1995年1月3日にナムコが日本でリリースしたスーパーファミコンおよびゲームボーイ用の横スクロールアクションゲームです。本作は、1984年に発売された『パックランド』以来、パックマンシリーズにおけるアクションゲームの続編として位置づけられています。物語は、1994年に発表された『ハロー!パックマン』の続きで、アビラスネッターによる呪文によって異世界に飛ばされたパックマンが元の世界に戻るための冒険を描いています。ゲーム内では、シリーズの特徴である「ドット」の収集要素が組み込まれています。

開発

このゲームの開発はフランスのAtreid Conceptが行い、彼らは『Fury of the Furries』というパソコン用ソフトの制作に関わった経験者も多くいます。プロデューサーのティエリー・ロビン、ゲームデザインを担当したシリル・フォンテーヌ、音楽を手がけたフレデリック・モット、グラフィックを担当したフランソワ・リマッソンといったスタッフが、本作のクオリティを高めています。また、同年に北米向けにPC/AT互換機|PC_AT互換機向けの移植版も登場しました。

ゲームプレイ

システム

『パックインタイム』では、各ステージをクリアするためには、ドットを一定数集めて出口のドアに入る必要があります。ゲームはエリアが10ステージ区切りで「山」「森」「寺院」「村」「城」などに分かれており、5ステージごとにパスワードが提供されます。最終的な51ステージ目にはボスが待ち受けており、これを倒すことでエンディングを迎えます。また、ライフ制が採用されており、ゲームオーバーになっても一定回数のコンティニューが可能です。ゲームボーイ版には時間制限やライフ制のない独自の要素が見られます。

アイテム

• - ドット: 各ステージには回収すべきドットが散らばっており、全てを集めることがゲームクリアの条件。
• - フルーツ: 取得することでライフを回復。
• - 1UP: パックマンの形をしたアイテムで、残機が1つ増えます。
• - カギ: 特定の宝箱やドアを開くために必要。
• - 魔法のリング: パックマンはこのリングを通過することで新たな能力を得る。

- ロープ: 上昇やオブジェクトを引っ張るために使用。
- ファイヤー: 敵を倒したり物を壊すことが可能。
- スイム: 水中で泳ぐことができ、切り替えは水中では不可。
- ハンマー: 敵や物を破壊する能力を持つ。

キャラクター

• - パックマン: 主人公で、アビラスネッターの呪文により異世界に飛ばされた。
• - アビラスネッター: 本作の悪役で、パックマンを妨害します。
• - ゴースト: おなじみの敵キャラクターで、特定の条件を満たすことで撃退可能です。

評価

スーパーファミコン版

ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは、7・7・6・7点（満40点中27点）を獲得。『ファミリーコンピュータMagazine』では、読者投票により21.5点（満30点）という評価を受けました。

ゲームボーイ版

『ファミコン通信』のクロスレビューでは4・6・7・5点（満40点中22点）を取得し、読者投票では20.6点（満30点）という評価でした。

まとめ

『パックインタイム』は、その独特なゲームデザインとアイテムの多様性によって、多くのファンに支持されています。ストーリー性やステージ構成も魅力的で、パックマンシリーズの中でも特に楽しまれている作品の一つです。

もう一度検索