パトリック・ウィリアムズ (バスケットボール)

パトリック・ウィリアムズ：新世代を担うNBAプレーヤー

パトリック・リー・ウィリアムズ（Patrick Lee Williams, 2001年8月26日 - ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット出身のプロバスケットボール選手です。NBAのシカゴ・ブルズに所属し、主にパワーフォワードとして活躍しています。

高校時代：地元シャーロットでの輝かしい活躍

ウィリアムズは、ノースカロライナ州シャーロットで生まれ育ち、ウェスト・シャーロット高校に進学しました。高校では4年間バスケットボールチームのスターターとして活躍し、3年生の時には平均20.7得点、7.7リバウンド、3.7アシスト、2.8スティールを記録しました。その活躍から、同学年の中で4つ星、トップ50に入る有望選手として評価されました。

大学進学の際には、アリゾナ大学、クレムゾン大学、ルイビル大学、メリーランド大学、ノースカロライナ州立大学、オハイオ州立大学、テキサス大学、バージニア工科大学、ウェイクフォレスト大学などからオファーを受けましたが、最終的にフロリダ州立大学への進学を決意しました。4年生の時には平均22.1得点、9.0リバウンド、2.8ブロック、3.1アシストを記録し、4Aクラスのノースカロライナ州チャンピオンシップゲームにチームを導きました。この活躍が評価され、シャーロット・オブザーバー紙が選出するメクレンバーグ郡の年間最優秀選手に輝いています。また、2019年のジョーダン・ブランド・クラシックにも招待されるなど、高校時代からその才能を発揮していました。高校4年間の通算成績は、1787得点、749リバウンド、310アシストを記録しています。

大学時代：フロリダ州立大学での成長

フロリダ州立大学に進学したウィリアムズは、1年目に2020年のNBAドラフトで21番目の有望株であるとESPNから報じられました。チームではシックスマンとしてキャリアをスタートし、ウェスタン・カロライナ大学との試合で18得点、4リバウンドを記録したほか、テネシー大学チャタヌーガ校との対戦では16点を記録しました。ノースカロライナ大学との試合では、14得点、キャリアハイとなる9リバウンドを記録し、チームの勝利に貢献しました。また、マイアミ大学との試合でも14得点を挙げ、勝利に貢献しています。2月15日のシラキュース大学戦では、17得点、7リバウンドを記録し、チームを勝利に導きました。シーズン終了後、ウィリアムズはACCのオールフレッシュマンチームに選出され、カンファレンスのシックスマンオブザイヤーを獲得しました。シーズンを通しての成績は、平均9.2得点、4.0リバウンド、1ブロックでした。シーズン終了後、ウィリアムズはチームメイトのデビン・バッセルと共に2020年のドラフトへの参加を表明しました。

NBA：シカゴ・ブルズでの挑戦

2020年11月18日に行われたNBAドラフトにおいて、ウィリアムズは1巡目全体4位でシカゴ・ブルズから指名を受けました。同月22日にはブルズとのルーキー契約に合意し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。12月23日のアトランタ・ホークス戦でNBAデビューを果たし、16得点、4リバウンド、1アシスト、1スティール、1ブロックを記録しましたが、チームは104-124で敗れました。2021年5月15日のブルックリン・ネッツ戦では、シーズンハイとなる24得点を含む5リバウンド、2スティールを記録しましたが、チームは91-105で敗れました。10月28日のニューヨーク・ニックス戦で手首を脱臼する怪我を負い、手術のために4〜6ヶ月の欠場を余儀なくされましたが、2022年3月21日のトロント・ラプターズ戦で復帰し、7得点、2リバウンドを記録、チームは113-99で勝利しました。4月10日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦では、キャリアハイとなる35得点を含む4リバウンド、4アシストを記録し、チームは124-120で辛勝しました。2024年7月6日には、ブルズとの再契約に合意し、チームへの忠誠を示しました。

パトリック・ウィリアムズは、身体能力が高く、将来が期待される選手です。シカゴ・ブルズでの今後の活躍に注目が集まっています。

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