パトリック・トゥイプロトゥ

パトリック・トゥイプロトゥ（Patrick Tuipulotu）

ニュージーランド代表「オールブラックス」の一員としても知られるパトリック・トゥイプロトゥは、1993年1月23日にニュージーランド南島のクライストチャーチで誕生しました。ポジションはチームの中核を担うロック（LO）。身長198cm、体重123kgという堂々たる体格を誇り、そのフィジカルを活かしたプレーでチームに貢献しています。

選手経歴

パトリック・トゥイプロトゥのラグビーキャリアは、名門校であるセント・ピーターズ・カレッジでのプレーから始まりました。卒業後は、国内大会に出場するオークランド代表チームで経験を積み、その才能が認められ、2014年にスーパーラグビーに参戦するブルーズへ正式に加入しました。

ブルーズでは徐々に頭角を現し、フォワードパックの要として欠かせない存在となっていきます。そして、リーダーシップも発揮し、2020年にはチームのキャプテンに任命されました。チームを牽引する役割を担い、ブルーズでの地位を確固たるものとしています。現在のブルーズとの契約は2025年まで継続することが発表されています。

日本でのプレー経験

2021年には、日本のラグビーリーグに挑戦。ジャパンラグビーリーグワンに所属するトヨタヴェルブリッツと、1シーズン限定の契約を締結しました。リーグワン元年となった2021-22シーズンに、トヨタヴェルブリッツの一員としてプレー。2022年1月16日に行われたリーグワン開幕節の東京サントリーサンゴリアス戦で先発メンバーとして出場し、日本での公式戦デビューを果たしました。シーズン終了後の2022年5月にはトヨタヴェルブリッツを退団し、再びブルーズでの活動に戻っています。

代表経歴

国際舞台においても、パトリック・トゥイプロトゥはその才能を発揮しています。ユース世代ではU20ニュージーランド代表に選出された経験があり、将来を嘱望される選手として注目されていました。その後、ニュージーランドのナショナルチームである「オールブラックス」に選出され、テストマッチの舞台に立っています。2022年5月時点で、そのキャップ数は41を数えるなど、オールブラックスの主力選手のひとりとして活躍を続けています。また、世界最高峰の舞台であるラグビーワールドカップにも出場しており、2019年大会ではニュージーランド代表スコッドの一員としてプレーしました。

ブルーズでの中心的な役割に加え、オールブラックスとしても重要な存在であり、今後も世界のラグビーシーンでの活躍が期待されています。

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