パトリック・バウム

パトリック・バウムは、1987年6月23日生まれのドイツ人卓球選手です。彼は左シェークハンドを使用し、前陣でのドライブを主体とした攻撃的なプレースタイルを持ち味としています。2010年10月には、世界ランキングで22位にランクインしました。

輝かしいジュニア時代

バウムは、ジュニア時代からその才能を発揮しました。2000年には、ブラチスラヴァで開催されたヨーロッパユース選手権カデットの部で団体優勝を経験。2002年には、モスクワでのヨーロッパユース選手権でダブルスと団体の2冠を達成しました。2004年のブダペストでのヨーロッパユース選手権ジュニアの部ではベスト4に進出。そして2005年、オストラヴァでの同大会では準優勝を果たしました。同年、リンツで開催された世界ジュニア選手権では、男子シングルス決勝で水谷隼を破り、見事優勝を飾りました。

シニアでの挑戦

シニアの大会では、2007年のベオグラードでのヨーロッパ選手権で混合ダブルスベスト8。同年のザグレブ世界選手権個人戦、2008年の広州世界選手権団体戦にも出場しています。2009年のジャパンオープン荻村杯和歌山大会では、オフチャロフやシュラガーといった強豪を破って決勝に進出。決勝では呉尚垠（韓国）に敗れたものの、フルセットの激闘を演じました。

プレースタイルと現状

バウムのプレースタイルは、ティモ・ボルに似ていると言われています。前陣での打点の速い攻撃を得意としていますが、世界ジュニア選手権優勝後は、技術的な伸び悩みが見られ、戦績はやや停滞気味です。現在は、フランスリーグのポントワーズでプレーしています。

主な戦績

2000年 ヨーロッパユース選手権ブラチスラヴァ大会 カデットの部 男子団体優勝
2002年 ヨーロッパユース選手権モスクワ大会 ジュニアの部 男子ダブルス優勝、男子団体優勝
2004年 ヨーロッパユース選手権ブダペスト大会 ジュニアの部 男子シングルス ベスト4
2005年 世界ジュニア選手権リンツ大会 男子シングルス優勝
2005年 ヨーロッパユース選手権オストラヴァ大会 ジュニアの部 男子シングルス準優勝
2007年 ヨーロッパ選手権ベオグラード大会 混合ダブルス ベスト8
2010年 ヨーロッパ選手権オストラヴァ大会 男子シングルス準優勝、男子団体優勝
2013年 ヨーロッパ選手権シュヴェヒャート大会 男子団体優勝

外部リンク

* BAUM Patrick - ITTFプロフィール （英語）

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