パトリック・マーフィー

パトリック・ブライアン・マーフィー

パトリック・ブライアン・マーフィーは、1995年6月10日生まれで、アリゾナ州チャンドラーを出身とするプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打のスタイルで活躍しています。現在は北海道日本ハムファイターズに所属し、日本でのプレーに期待が寄せられています。

経歴

プロ入り前

マーフィーは高校時代に右肘のトミー・ジョン手術を受けており、その影響が彼のプロキャリアにどのように作用するか注目されていました。

プロ入りとブルージェイズ時代

2013年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズに3巡目（全体83位）で指名され、オレゴン大学への進学を断念してプロの道を選びました。契約金は50万ドルで、期待の若手選手として注目されることになります。2014年には傘下のルーキーリーグに参加しプロデビューを果たしましたが、登板後に手と腕のしびれを感じるようになり、診断の結果、肋骨が神経を圧迫していることが判明しました。このため手術を受ける必要があり、その影響で2015年は休養を余儀なくされました。

2016年にはA－級バンクーバー・カナディアンズで復帰し、その後A級ランシング・ラグナッツに昇格しました。2018年のオフには、ルール・ファイブ・ドラフトに備えて40人枠に登録されました。2020年9月には初めてメジャーリーグに昇格し、フィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビューを果たしました。この年は4試合に登板し、防御率1.50の好成績を収めました。

しかし、2021年に入ると、右肩の捻挫で60日間の故障者リストに送られ、その後復帰しましたが8月にはDFAとなり、チームを退団することになりました。

ナショナルズ時代

その後、2021年8月にワシントン・ナショナルズに移籍し、この年は合計で25試合に登板。記録は0勝3敗、防御率5.14、29奪三振でした。2022年は6試合に登板した後、DFAとなりマイナー契約に移行しました。

ツインズ傘下時代

2022年12月にはミネソタ・ツインズとマイナー契約を結び、2023年のスプリングトレーニングに参加。傘下のAAA級セントポール・セインツで42試合に登板し、6勝4敗、防御率3.69を残しましたが、大リーグ昇格には至りませんでした。2023年のオフにはFAとなりました。

日本ハム時代

2023年12月4日、パトリック・マーフィーは北海道日本ハムファイターズとの契約に合意し、背番号は31、推定年俸は1億2000万円と報じられました。彼の日本での成功が期待されています。

初記録

• - 初登板：2024年3月29日 対千葉ロッテマリーンズ
• - 初奪三振：同日、対中村奨吾
• - 初勝利：2024年4月29日 対オリックス・バファローズ

背番号の変遷

• - 66（2020年 - 2021年途中）
• - 52（2021年途中 - 2022年）
• - 31（2024年 - ）

彼のキャリアは多くの困難を乗り越えてきましたが、今後の活躍が期待されます。

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