パパ・ブバ・ディオプ

パパ・ブバ・ディオプ（Papa Bouba Diop, 1978年1月28日 - 2020年11月29日）は、セネガル・ダカール出身の元サッカー選手です。主にMF（センターハーフ）として活躍しました。

経歴

ディオプは、2002 FIFAワールドカップにおいて、当時世界王者のフランス代表を相手に決勝ゴールを挙げ、センセーショナルな勝利に貢献したことで、その名を知られるようになりました。この劇的な勝利は、セネガル代表が世界にその存在感を示す大きな転換点となり、ディオプ自身も一躍英雄となりました。

クラブレベルでは、グラスホッパー（スイス）などでプレーし、2001年にはスイス・スーパーリーグで優勝を経験しました。その後、イングランドのポーツマスに移籍し、2008年にはFAカップ優勝に貢献するなど、ヨーロッパの舞台で実績を残しました。2013年1月に現役を引退しました。

引退後、シャルコー・マリー・トゥース病または筋萎縮性側索硬化症（ALS）を患い、闘病生活を送っていましたが、2020年11月29日にフランスで逝去しました。42歳という若さでの死は、サッカー界に大きな悲しみをもたらしました。

代表歴

ディオプはセネガル代表として、数々の国際大会に出場しました。

2002年 アフリカネイションズカップ（準優勝）
2002年 FIFAワールドカップ
2004年 アフリカネイションズカップ
2006年 アフリカネイションズカップ
2008年 アフリカネイションズカップ

国際Aマッチ63試合に出場し、11得点を記録しました（2001年-2008年）。

タイトル

グラスホッパー
スーパーリーグ(1): 2001
ポーツマス
* FAカップ (1): 2008

パパ・ブバ・ディオプは、その強靭なフィジカルと献身的なプレーでチームに貢献し、記憶に残るゴールでセネガル国民を熱狂させた偉大なサッカー選手でした。彼の功績は、これからも語り継がれていくことでしょう。

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