パピヨン (競走馬)

パピヨン (競走馬)

パピヨンは、2000年にグランドナショナルで優勝したことで知られるアイルランドの競走馬です。

戦績

1996年2月、ハードル競走でデビューし、20頭立てのレースで1着となりました。次走で2着となった後、休養に入り、1996/97シーズンからチェイスに転向しました。チェイスでも安定した成績を収め、2月にはノービスのG3競走で重賞初勝利を挙げました。ノービスながらアイリッシュグランドナショナルに出走し、単勝7倍の2番人気に支持されましたが、カラ馬に進路を妨害される不利もあり、4着に敗れました。

翌1997/98シーズンも好調を維持し、再びアイリッシュグランドナショナルに出走しました。しかし、実績馬不在のため、パピヨンがトップハンデの12ストーン (約76.2kg) を背負うこととなり、善戦するものの、11ポンド軽いボビージョーに半馬身差で2着という結果に終わりました。翌1999年もトップハンデで出走しましたが、見せ場なく10着に敗れました。

2000年、パピヨンはイギリスのグランドナショナルに10ストーン12ポンドのハンデ (約69kg) で出走しました。このシーズンではそれほど良い成績を収めていませんでしたが、前年にボビージョーがグランドナショナルで優勝したこともあり、単勝11倍の2番人気に推されました。レースでは先頭の内を追走し、2周目のキャナルターンの付近で先頭に並びかけ、最後はメアリーモスとの競り合いを制して優勝しました。勝ちタイムは9分9秒7。出走馬40頭中17頭が完走しました。鞍上のルビー・ウォルシュは調教師のテッド・ウォルシュの息子であり、親子での制覇となりました。

2001年のグランドナショナルは不良馬場で行われました。パピヨンは第19障害でカラ馬の妨害により落馬しましたが、第20障害を越えた時点ですでにレッドマローダーとスマーティの2頭しか残っていませんでした。ルビー・ウォルシュは同様に落馬したブローイングウインド騎乗のトニー・マッコイの呼びかけに答えて再騎乗し、ブローイングウインドに続く4位で入線しました。

その後、成績は下降線をたどり、2003年3月のレースを最後に引退しました。

主な勝ち鞍

ヨーロピアンブリーダーズファンドチェイス (G3) （1997年）
ニューランズチェイス (G2) （1999年）
グランドナショナル (G3) （2000年）

血統表

(血統表の情報は省略)

外部リンク

競走馬成績と情報 Racing Post

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