パピヨン (2017年の映画)

『パピヨン』は、2017年に公開されたアメリカ合衆国・セルビア・マルタ・モンテネグロ合作の伝記映画です。マイケル・ノアーが監督を務め、チャーリー・ハナムとラミ・マレックが主演を務めています。原作は、アンリ・シャリエールが1969年に発表した自伝的小説『パピヨン』とその続編『パピヨンは死なない』です。

あらすじ

主人公のアンリ・シャリエールは、「パピヨン」の愛称で知られる金庫破り。しかし、彼は無実の罪で逮捕され、ギアナでの強制労働を強いられます。ギアナの労働環境は過酷を極め、脱獄は困難を極めました。

ギアナへ向かう船の中で、パピヨンは偽札職人のルイ・ドガと出会います。ルイが大金を隠し持っていることを知ったパピヨンは、脱獄資金のために彼を護衛することを提案しますが、最初は断られます。しかし、ルイは他の囚人たちが自分を殺して金を奪おうとしていることに気づき、パピヨンに保護を依頼。利害の一致から協力関係となった二人は、やがて友情を育んでいきます。

キャスト

アンリ・シャリエール（パピヨン）：チャーリー・ハナム（吹替：花輪英司）
冤罪で投獄された金庫破り。義理堅い性格。
ルイ・ドガ：ラミ・マレック（吹替：三上哲）
偽札職人。体力に自信がなく、パピヨンに協力を求める。
セリエ：ローランド・ムーラー（吹替：山中誠也）
無実の罪で捕まった無法者。
ブレトン：トミー・フラナガン
ネネット：イヴ・ヒューソン（吹替：桃江トウコ）
ジュロ：マイケル・ソーチャ
脱獄に失敗し、処刑される囚人。
トゥーサン：イアン・ビーティー
バロット：ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン
冷酷な刑務所長。
ブリオーレット副刑務所長：ニコラ・ケント

公開・興行収入

2017年9月7日に第42回トロント国際映画祭でプレミア上映されました。全米では2018年8月24日に公開され、初週末に109万ドルを稼ぎました。

評価

批評家からの評価は賛否両論であり、Rotten Tomatoesでは批評家支持率52%、Metacriticでは加重平均値51/100となっています。

Rotten Tomatoesの批評家の総意では、「『パピヨン』は数十年前の物語に巧妙な変化を加え、俳優たちの演技も素晴らしい。しかし、1973年版の記憶を消せるほどの作品ではない」と評価されています。

関連情報

パピヨン (1973年の映画)) - フランクリン・J・シャフナー監督による1973年公開のアメリカ映画。本作同様、アンリ・シャリエールの小説『パピヨン』を原作とする。

外部リンク

公式ウェブサイト（日本語）
パピヨン - allcinema
パピヨン - KINENOTE
Papillon - IMDb（英語）

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