パブー

パブー（Puboo）について

パブーは、デザインエッグ株式会社が提供する個人向けの電子書籍作成サービスで、特に個人の著者やクリエイターが自分の作品を手軽に発信できるプラットフォームとして知られています。このサービスは、2010年6月22日に始まり、株式会社paperboy&co.（現：GMOペパボ株式会社）が展開するブクログの姉妹サービスとしてスタートしました。これは、電子書籍市場の発展を目的とし、ユーザーの創作活動をサポートするものです。

2012年6月1日、運営部門が分社化され、株式会社ブクログが設立されたことで、サービス提供と意思決定が迅速に行えるようになりました。その後、2016年には株式会社トゥ・ディファクトへ、そして2019年には現在のデザインエッグ株式会社に運営会社が変更されています。

特徴とサービス内容

パブーは無料で電子書籍を作成し販売できるオンラインサービスです。ユーザーは、無料で公開することも、有料で販売することもできます。有料販売を選択する場合、価格は10円から3,000円の範囲で自由に設定可能です。販売手数料は売上の30%がGMOペパボに支払われ、残りの70%が著者の印税となります。

このシステムにより、多くの著者が自身の作品を簡単に繰り返し出版・販売することができ、公開初日には500本以上の作品が誕生しました。特に有名な作家や漫画家も利用しており、現在、約9,000作品が公開されています。更に、ユーザー数は2万人を超えており、出版を目指す個人にとって心強いプラットフォームとされています。

利用される著名人

パブーでは、多くの著名なクリエイターが活躍しています。漫画家のうめや、俳優の小川輝晃、株式会社ぎょうせいのような出版社、さらにはジャーナリストの佐々木俊尚やライトノベル作家の円山夢久など、様々なジャンルの人々が作品を公開しています。これにより、パブーは多様な作品が集まる場所となり、クリエイター同士のつながりを生む重要な場でもあります。

パブー作家発掘プロジェクト

パブーは、個人による電子書籍の出版を促進するため、作家発掘プロジェクトを展開しています。このプロジェクトは、小説や漫画といった多様なジャンルで才能を開花させることを目指しています。たとえば、2010年には第1回絵本コンテストが開催され、数多くの作品が集まりました。

受賞歴

パブーは、その創造的な取り組みを高く評価され、WISH2010において「WISH2010大賞」と「毎日.jp賞」を受賞しました。これにより、企業の信頼性や知名度が一層高まりました。

結論

パブーは、電子書籍作成における画期的なプラットフォームとして、これからも多くのクリエイターをサポートし続けるでしょう。個人が自由に作品を発表し、多くの読者に届けられる環境が整っているパブーは、今後の電子書籍の成長にも大きく寄与することが期待できます。

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