デザインエッグ

デザインエッグ株式会社は、大阪府東大阪市に本社を構えるインターネット関連事業を主とする企業です。同社は「世界初のサービスのみをつくる」という独自の社是を掲げ、革新的なサービス開発に注力しています。

事業内容

2010年3月、代表の佐田幸宏氏がApple社のiPad発表に触発され、電子書籍サービスの開発を志したことから、デザインエッグは設立されました。創業から2年後の2012年1月には、電子書籍配信サービス「dbooks」をリリースし、事業を開始しました。その後、2013年にはオンデマンド印刷とWebを組み合わせた出版サービス「MyISBN」を開始し、出版サービスを中心とした事業展開へとシフトしました。

「MyISBN」は、オンデマンド方式による書籍製作と出版を請け負うサービスで、自費出版を検討しているユーザーにとって、従来のサービスと比較して低価格かつ手軽に出版できる点を特徴としています。これにより、個人でも気軽に書籍を出版できる環境を提供し、出版業界に新たな可能性をもたらしています。

沿革

デザインエッグの設立から現在に至るまでの主な沿革は以下の通りです。

2010年5月: デザインエッグ株式会社設立
2012年1月: 電子書籍配信プラットフォーム「dbooks」リリース
2012年2月: 個人作家向け写真・音楽販売Webサービス「Chocoroad」リリース
2012年5月: iPhoneアプリ「終電タイマー」リリース
2012年6月: 手数料無料の送金サービス「Kampa!」ベータ版公開
2012年12月: Amazonランキング順位チェックツール「Amazonランキング定期便」リリース、「MyISBN」をShoot from Osaka(n)で発表
2013年3月: 4,980円で紙の本が出版できるWebサービス「MyISBN」リリース
2014年9月: KDDI株式会社のベンチャー育成プログラム「KDDI ∞ Labo」7期に参加
2015年3月: 無料で紙の本が出版できるWebサービス「ムゲンブックス」リリース
2015年8月: プロデザイナーによる表紙作成サービス「MyCover」リリース
2019年3月: 株式会社ペライチと提携、著者向け販促用ホームページ無料提供開始
2019年5月: ブックライターによる代筆サービス「えんぴつプレス」リリース
2019年9月: 株式会社トゥ・ディファクトより電子書籍作成サービス「パブー」をM&A、運営開始

設立当初は電子書籍配信からスタートしましたが、その後、個人作家向けのWebサービスやアプリ開発、そして出版サービスへと事業を拡大してきました。特に、「MyISBN」のようなオンデマンド出版サービスは、個人出版のハードルを大幅に下げ、多くの人に自己表現の場を提供しています。

主な出版物

デザインエッグが関わった主な出版物には、以下のようなものがあります。

2015年: 『KDDI ∞ Labo 第７期プログラムの軌跡』(著者: KDDI ∞ Labo 第７期参加者一同)
2024年: 『活動遺産』(編者: 清古尊)

これらの出版物は、デザインエッグが様々な分野で活動していること、また、出版を通じて多くの人の活動を支援していることを示しています。

まとめ

デザインエッグ株式会社は、電子書籍配信からスタートし、現在はオンデマンド出版を中心に事業を展開しています。その根底にあるのは、「世界初のサービスのみをつくる」という社是に基づいた革新的なサービス開発への情熱です。今後も、出版業界における新たな可能性を追求し、多くの人々の自己表現を支援していくことが期待されます。

外部リンク

デザインエッグ株式会社

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